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08 July 2007

ロンドン日記その2: スパマロットにしひがし

◇ 右コラムにココログ検索機能をつけたしました。管理人ですらときどき「あの記事はいつのどれだっただろうか」と迷うラビリンスブログのともしびとしてお役立てください。


◇ ロンドン話題ついでに、ちょっと前の写真ですがあげ忘れていたのでひとつ。去年末書き入れどきのヴァージン・メガストア、オックスフォード・ストリート店さんの盛大なディスプレイです。

左の茶色ポスターはクリスマスに合わせて新装発売されたホリグレ3枚組DVD箱。確かフィルムのコマがおまけについてたりとかしたはずです。そして6月26日記事でも触れたスパマロットスパムが散りばめられています。クリスマス前にパイソンばっかり積み上げて売らんかなコーナーを作ってくれるCD・DVD屋さんは多いですが、ロンドンど真ん中でのこの扱いはかなり感動しました。やはり、ここにもポスターがありますが、歩いて5分ほどの近所パレス・シアターで上演されているスパマロットの影響が大きいようです。

◇ そういえば映画「スパイダーマン3」を見ていたら、スパマロットの看板が一瞬ですが識別可能な大きさでばーんと映ったのでわたしはかなりびびりました。MJがミュージカル女優デビューした劇場の外見が映ったとき、隣くらいの近場で上演されているのがはっきり見えました。おかげでこちとらはココロが千々に乱れその後しばらく話が頭に入らず困ったのですが、要するにMJはブロードウェイ沿いの一流劇場に出演していてこんな人気芝居も近くで上演されているんだよという記号みたいな扱いで、よく見たら「ウィッキド」等の劇場もMJの劇場の近くにあるようで看板が見えます。一応実際のシューバート・シアター近辺の地理を知るいちスパマファンとしては「違」と言いかけたもののそれはやはり野暮というもので。ちなみに映画「ザ・プロデューサーズ」に出てきたシューバート・シアターは本建物だけではなく道や向かいの店々の感じもかなり正確でびっくりしました。


◇ で、おとといロンドンではスパマロットポスターのデザインが変わっていることを発見。明るすぎる面を見ていて皆サングラス着用になったようです。これは地下鉄トテナム・コート・ロード駅の通路のものですが、ロンドンの地下鉄じゅうに他のミュージカルや映画のポスターにまじりぺたぺた貼られています。楽しいです。

下のMonty Python’s SPAMALOTのロゴはふつうの印刷なのですが、よくできていて打ち出しみたいに見えるので、思わず近寄って触ってしまいました。スパマロットにだまされるのはたいへん楽しいです。スパマロットには今後もずっといろんなことでだまされていたいです。


◇ それにしても。
2004-05年度のトニー賞をつらつら思い出します。
あのときのスパマロットは、ノミネートが14部門に対し、実際の受賞はベストミュージカル部門を含むも結局3部門にとどまり、だからちと「なんだフタ開けりゃそんなもんかよ」みたいな空気が(特に英国の厳しいメディア上では)ありました。しかしそのときスパマロットを蹴落とし主要な賞を取っていった「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」や「ペテン師とサギ師」や「第25回パトナム郡スペリング・ビー」は、結局なんだかだ言ってロンドンには来ていないのです。スパマロットだけがラスベガスを始め全米に出回りかつロンドンに(逆)輸入されていて繁盛しています。これはどう解釈したらいいのか。「ガンジー」や「炎のランナー」や「愛と哀しみの果て」がオスカーを取るかたわらで、「レイダース」や「E.T.」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が人々の記憶に残るようなものでしょうか。いやたとえが古くて申し訳ありませんが。けれど04-05年度トニー賞一覧を見るにつけ、この中でいまだ生き残ってしかも海外に拡大までしているのはスパマロットだけという事実の前に、英語圏におけるパイソンの底力とはなかなかあなどれないものだと改めて思います。なんなんだこの強さは。

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