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22 January 2007

マイケル日記日記

ちょっと間があいてしまいました。実はその間いろいろあって、先週から日本にこっそり帰ってきています。これから3月なかば頃まで本八幡駅近辺を徘徊しつつ、その一方で関係オフ方面にまぎれこみビールを飲んでいたりしている可能性がありますが、発見した際はトビゲリなどはせず、どうかそっとテーブルごと東京湾に放りこんでやってください。

ところで最近マイケル日記にはまっています。これはたいそう面白い本です。もっとも出だしはややスロー・スターターで、「パイソン・イヤーズ」と銘打たれているもののパイソンの話になかなか突入しないぞという印象がありました。だから最初は読んでいて、「あ惜しい、うそこをもうちっと、いやそこをわたしは知りたいのであり」としばし感じていました。

しかし読み進むとあるページで現在のマイケル自身が、「初期のパイソンとはつまりそれまでと同じような仕事のひとつだったのであり、自分たちが今やっていることがこれほど重要になるという意識は当時ぜんぜんなかった。それにしても何故シリー・ウォークやスペイン異教裁判なんかができたいきさつを記録しないでいられたんだ>自分」という意味の自己ツッコミを入れている。そこで一気に納得がいきました。これが、ほかでもないパイソン本人の当時の視線なのだと。「惜しい」とか「何故あれが」と言う権利は30年後に読むヲタクにはないのだ。そこに書かれていることは、書かれていないことをも同時に含めて全部正しいのだ。30年後のヲタクの仕事は、例えば何がどう当時のマイケル脳で「記録すべきもの」あるいは「しなくていいもの」と判断されたのかを読みとり、「記録しない」と判断されたのにもかかわらず今非常に重要になっていることは何か、そしてその理由は何かを問う、ということではなかろうか。と。

それにしても、かのように出だしはスローなのですが、パイソンが重要になってきた頃すなわち放映が第2シリーズ後半にさしかかった時期あたりから内容が俄然面白くなります。と言うより、金も時間もなく若さでわーっとやっていた初期よりも、第3・4シリーズあるいは映画や本などが始まり、みなそれぞれの思惑を抱く大人になって、かれらの中でいろいろ波風が立ってきたあたりの方が、こう言っちゃなんですがぜんぜん面白い。いやこう書いていてヲタクってなんてひどい読者なんだと思います、思うんですが、ごめんなさいマイケルさん、ジョンが去りフライング・サーカスも終わってエリックもどっかに行っちゃってパイソンが散開しかけている時期の、マイケルの苦悩というか「ぼくとテリーはこんなに働いているのになんでこんなことになっているんだ」という、いい人だから隠そうとしてそれでも文章の端々ににじみ出てしまう深く静かなマイケル的イカリ、それがもうものすごく面白い。ああなんてひどいことをすみません、でも本当に面白いです。

ところで話は戻りますが、この本にヲタクとして問いかけそして頁と対話する、これがたいへん楽しい。
たとえば、
・ 何故グレアムの飲酒問題ははっきりと正面から書かれず、なんとなくぼかされ続けているのだろう。かの「これは今朝はいっぱいだったんだ」事件の日も、それらしき記述は一切ない。というより、グレアムが遅刻したとかどっかに行っちゃったとかそういう行動はときどき触れられてはいるんだが、その原因に立ち入ろうとしていない。
・ ジョンがいろいろあってこういう行動をしてもうやめると言っている、ということはかなりはっきりと記述がある。とはいえ、記述はされるものの「またジョンがこういうことを」のように流しているように見える。
・ ジョンがそういうふうに流され続けている一方、エリックがある日マイケル宅にやってきて、改まった感じで「ぼくもう今後はパイソンやんないことにしたから」と告げる。マイケルがその日をもって「パイソンが本当に終わった日」と呼んでいるのは何故だろうか。
・ (ところでそういうパイソンを終わらせて別行動をとろうとしていたエリックこそが、いまだにきっちりパイソンで稼いでいるってのもどうよ。)
・ こんなに忙しそうなマイケルが、それでも奥さんともちゃんと仲よくしているのがえらい。よく考えたら、最初に結婚して、それをずうっと続けていて、そして今では最初からの結婚生活が続いている唯一のパイソンなのだマイケル。
・ でも奥さんもともかく、ところでマイケルはテリJとちょっと仲よすぎと違いますか。仕事を一緒にするのはいいとして、どうしていつもロンドン以外の仕事に出ると相部屋に泊まるんですか。パイソン後期には相当裕福になっているんだしもう大人なんだからせめて別室にしてもらえませんか。読んでて脂汗が出てくるんですが。
・ デイヴィッド・ボウイが相当なパイソンファンだったということは知っていたものの(ロッキン・オン誌のインタビューの最中に素知らぬ顔で「カエルのエセル」スケッチを引用した前科あり。あいにくロッキノンの中の人は知らなかったようで突っこまずにそのまま流してしまった。惜しいことをした)、かれがパイソンステージツアーをわざわざ実際に見に来ていた(しかもミック・ジャガーと)とは初耳でした。へー!
・ ジョングレの映画(『マイケル・リマー』)や自分が脚本を書いた舞台(『アラジン』)など、他人の仕事をけっこう遠慮なく批判しているのが面白い。若いなあ、マイケル。

今後もときどきマイケル日記話題が出てくることが予想されます。

さてお話やや変わりまして。
こんなふうに頭の中がすっかりマイケラーなので、こないだ車を出して数時間走り、シュルーズベリ・スクールを見に行ってきました。英国で数本の指に入るポッシュなパブリックスクールで、言うまでもなくマイケルの出身校です。格としてはシュルーズベリの方がジョンのクリフトンよりかなり上です。
画像はクリックで拡大します。





左奥の高台に立っているのがかの学校。これ以上は学校の敷地になるので近づけませんでした。右下にはおだやかに川が流れているのが見えます。





川正面。
川べりの建物にはボート部の部室兼倉庫だと表示がありました。ボート部員だったマイケル少年はかつてこの川をこいでいたのでしょう。川をはさんだ向かいのクアリー公園(Quarry Park)の川岸からが一番よいビューポイントのようです。





公園ビューポイントからの視線。何故ここがビューポイントとわかるかというと、





こういうものがすえつけてあるから。右下に公園での現在位置があります。そして左上に注目。





左上拡大。
しかしポッシュなシュルーズベリをダーウィンとマイケルとでくくるとは、まるで東山魁夷ときたろうで市川市を要約するような力技です。





川岸の柵を乗り越えたり塀によじ登ったりして、なんとか学校にもっと接近して写真を撮れないかといろいろじたばた試みて手が汚れました。結局上掲の写真以上には近づけませんでしたが。上に見えているのは「早く行こうよー」と言っている相棒の足。





さて、シュルーズベリ・スクールを抱くクアリー公園とはこんなんです。雰囲気はおそらく当時とほとんど変わってはいないでしょう。彼方にいるのが、はるばるシュルーズベリにつき合ってくれたはいいのですがけっこう疲れて座りこんでいる相棒。





ここは緑の芝生と木々に守られた非常に美しい一帯です。遠く都会と隔絶された空は高く晴れて鳥はぴいと鳴き、ココロに降りつもった日ごろのヨゴレが穏やかに洗い流されるようです。すてきだ。この国はこういう国だったのだ。この明るくなつかしい緑の中を永遠に歩いていたい。ああロスロリアンの森を見出した指輪の旅の仲間の気持ちが今わかった。と思いました。そしてマイケルはこのエルフの森のように穏やかな緑と水とに囲まれて人格形成期の数年間を過ごしたのだ、ということがわかり、わたしはなんだか非常ーに納得しました。いや具体的に何を納得したかというと説明が難しいのですが、ここはなにかそういうことを語りかけてくる場所です。








それから今さかんに、マイケルがエルフというのはなかなかいいんだがそれならやっぱりテリJがギムリなのか。いや最後までふたりでがんばったという点ではフロドの旦那とサムなのか。そういえば映画のピピンはエリックに妙に似ていたような。グレアムとジョンとどっちがボロミアの薄幸っぽさが似合うか。ゴクリは… テリG… あの怪獣ぽい感じが… とかいろいろ雑念がわいてきて困っています。

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Comments

akko様、はじめまして。
いつも楽しく拝読させていただいております。

シュールズベリフォト:のどかで穏やかで、マイケルの風貌を思い起こさせますね。この写真も見ながら更に「ブラックメイル」や「ハインリヒ・ビムラー」を思い起こすと、果たして本当に同一人物なのか疑わしくなるという奇妙な感動に襲われます…。
〔ミックがパイソンツアーに来ていたというのも、ストーンズファンには嬉しい限りです!ロニーと2人して『ラトルズ』出演していましたが〕

ところでakko様、文章中「スペイン宗教裁判」に触れられていましたので、前々から気になっていた事柄を。パイソンの音楽に関する質問なのですが、
①「スペイン宗教裁判」エンディングに使われるBGM
②TV版「ブラックメイル~フィルムを止めて」に使われるBGM
③「フィロソフィー・ソング」:主音部はエリックですが、高音部の担当がジョンなのかマイケルなのか
特に①②は、様々なパイソン本を紐解いていますが、見つけられずにいます。(「Sings!」も自作曲のみ収録ですし)もし御存知でしたら、是非ご一報お待ちしております。

それでは、失礼致します。
ではでは。

Posted by: 椎竹 | 22 January 2007 at 21:05

akko様、蛇足になりますが、帰国されていましたら最近のNOVAのCMはご覧になられましたでしょうか。ジャングルジムに挟まった外国人が助けを求めているという設定なのですが、様々な意味においてパイソン的な作品といえます。詳しくはコチラ↓
http://www.propeller.co.jp/works/cm/nova_02.html

ではでは。

Posted by: 椎竹 | 22 January 2007 at 21:20

akkoさま
お久しぶりでございます。今年のじゃぽんは例年よりはだいぶあったかいそうですがいかがお過ごしでしょうか。
まさか日本語字幕付きで「1948」が見れる日が来るとは思いませんでした。捨てたもんじゃないな21世紀。あの中にある「患者の話を全く聞かない精神科医」スケッチは実にジョンのマスターピースだなぁ、あの医者の「私の診療を患者がじゃましている」という信念は後のフォルティさんにまでつながっているなぁ、などと考えながら若いジョンはかっこいいなぁと思って見ております。
それはともかく、オフ会なんかがあるときにはぜひ呼んで下さい。最近ちょっと暇つぶしに「日本語版パイソンの放送当時のスロット」調査を始めたらちょっと楽しいことになってきたので誰かに話したくてしょうがないのです。(例えば日本語版パイソンの第1回放送の視聴率、とか)
ブログの更新は、気長にお待ちしてます。では。

Posted by: トコツカ | 23 January 2007 at 13:33

一つ申し忘れておりました。

トーキーの町にフォルティさんの銅像を押っ立てようという計画があって、しかもジョンが大喜びだ、というニュースが。

http://uk.news.yahoo.com/21012007/364/cleese-backs-fawlty-towers-statue-plan.html

境港の「鬼太郎ロード」よろしく、街中至る所にジョンさんが林立する光景を希望したいと思います。

Posted by: トコツカ | 23 January 2007 at 13:42

お久しぶりです。エフェソスです。
シュールズベリ、きれいなところですね。akkoさんのおかげで、眼福、眼福でございます。ありがとうございます。
マイケル日記、実はわたしも買いました。でも、ほとんど手がついていません。akkoさんのご指摘は、やはりさすが、刺激になります。
そして、もうakkoさんは、かずかずの疑問への答えを、ほんとは出していらっしゃるのでしょう。わたしのこんな妄想はあたっているでしょうか...。

>グレアムの飲酒問題の記述がない
アルコール依存症は、今でこそ、精神力や意志の力で治るものではなく、治療が必要なれっきとした病気だという認識が広まりつつありますが、きっと当時は、だらしない、駄目な人間だから飲むのをやめられないのだというような認識だったのでは。アルコール依存症になることは今とは比べ物にならないくらい不名誉なことで、アルコール依存を指摘すること=人格否定という感覚だったのではないでしょうか。(と、いうのも、ピーター・クックとダドリー・ムーアの決裂の原因のひとつが、ムーアがクックのアルコール依存を暴露したことなのです。クックは激怒し、何年も根に持っていました。中流の暗黙のタブー感覚とでもいうのか、そういうものを共有しない相手が信義上のルール違反をしたと感じたのかもしれません。)マイケルだったら、たとえ日記であっても、作品の批評はするにしても、人格の批判は言わなそう...というのはどうでしょう。

>ジョンのやめる発言は流し気味、エリックのやめる発言はパイソンの終わり
ジョンについては、もともと1人別格だったから、そういう日が来たのも仕方ないなあという空気になったとかでしょうか?うーん、わからない。一方、エリックについては、ちょっと緩くてチープ感あるドント・アジャスト・ユア・セットの時代から、完成度の高いパイソンをつくるところまで、一緒にあがってきたんだし、それに、このうえエリックが抜けると、実質マイケルとテリー・ジョーンズの番組になってしまい、パイソンじゃない...というのはどうでしょう...。

>にもかかわらず、エリックはパイソンでいまだに稼ぐ
エリックはパロディストだから。パロディは元ネタが有名なほどウケる、ラトルズのように。パイソンが、単なる人気者の域を超え、伝説、クラシックと呼ばれるようになった今、エリックのパロディスト魂が騒いだのです...というのはどうでしょう。他人にやられる前に、というのもあったかも。

>マイケル・リマー
マイケル・リマー! 選挙前に公開するはずが、配給会社か何かがしり込みしてしまい、選挙後に、1、2館でごく短期間しか上映されなくなってしまったとかいう不遇のサタイア映画ですね。評価についても、コメディとしてはいまいち、サタイアとしては時期を失したと厳しかったと聞きます。しかし! このごろ、この映画、再評価の声がぽつぽつあがるようになってますね! サタイアとして息を吹き返したというんです。世論調査が世論を作ってしまうこわさ、大衆操作、ポピュリズム、国民投票、大統領化...たしかに今日的な話題です。ブレア首相に批判的な人のなかには、マイケル・リマーに皮肉を感じる向きもあるとか。わたしは断片を見ただけなので、いつかDVDにならないかなあ、と妄想中。
そうそう、このころはまだ、ジョンですらスケッチライター的な書き方をしているけれども、このあと、ジョンは、シナリオ教室のようなところに通ってストーリーの組み立てを考えるようになったのだ、って読んで驚いたんですが、本当でしょうか...。

Posted by: エフェソスの半分蜂 | 23 January 2007 at 18:45

おおお今、市川なんですかっ!三月までですかっ!いつかオフとかないですかね(人頼み)。私は京成の鬼越の近くでした。本八幡まではよく歩いたものです。シャポーの本屋にはいろいろな意味で大人にしてもらいました(遠い目)。

さて、マイケルの日記も買ってない、もう首くくれ今すぐにっ!という感じのマイケルファンですが、akkoさんのエントリー読んでると、まさに読まなきゃ死んでいいよ自分という気持ちになってまいります。
なんというか、日記までいい人っぽいというのはいくらなんでも怪しすぎますマイケル。生い立ちから言って、根っこまでいい人のわけないのにねえ。

シュルーズベリー!いらっしゃったんですね、うらやましいっ!私も、昔パブリックスクールの本を読んだ時、シュルーズベリーがザ・ナインのうちの一つだと知ってびっくらこきました。クリフトンは、賢いけど新興なのですよね、確か?
きたろう氏は市川だったんですね。さだまさし氏がどのくらいの位置にいるのか気になる元市民です・・・。

グレアムの話は、あまりに辛くて日記にも書けなかったんじゃないっすかね。ジョンの脱退関係は、もう心の中で処理済みのことだったんじゃないのかなあ、やっぱり。エリックについては、「二人も抜けたらもうだめだ」の意味ではないかと拝察するものです。
今までの本を読んでると、コンビに未練たらたらだったのはテリJのほうだったようですね。「年増女の深情け」という言葉がこれほど似合う男性を、私は他に存じません。
あとテリーGも結婚に傷つけてるんですかっ?これは知らなかった、っていうか、順風満帆なマイケルってやっぱり怪しいっ!!!!

・・・・確かにヲタクなファンとは嫌なものですね素直に彼の幸せを喜べよ自分。

指輪関係ですが、私の中では、エルフはグレアムですね、いろんな意味で。マイケルはフロド、テリJは伯父さんのビルボでしょうか。ジョンは業の深さからボロミア決定。エリックは見かけからピピン。テリGはやっぱりゴラムですかね(こっそり)。
ああガンダルフはどこっ?フロスト卿なのっ?ずいぶん意地悪そうなガンダルフでございます。

・・・・おあとがよろしいようで。

Posted by: みうらあゆみ | 24 January 2007 at 11:13

★椎竹さん初めまして。
まず申し訳ありませんが、お尋ねの点3点に関しては、①②はどこかで聞いたことがあるという程度でタイトルまでは不勉強にして存じ上げず、また③はジョンは歌はあまり歌わないだろうなあということがうっすらとわかるくらいです。お役に立てずすみません。やまさんがこの手のBGM関係に非常にお詳しいのですがご存知でしょうか。やまさんごらんになっていたらどうぞ手旗信号・モールス信号・ノロシ等でご連絡ください。

>同一人物
ブラックメイルに見られるような、思わず人を不安に陥れるほどのギャップこそがマイケルたるゆえんだと思います。「日記」もたまに淡々とした文体と内容の落差とがあまりにも激しい。例えば、71年のいつだったかある(たぶんチャリティの)スカッシュ大会にパイソンズで参加した、とある。しかしそれはただの大会ではなく仮装スカッシュ大会で、そこにマイケルは「スズメバチの着ぐるみ」で出場したそうです。いわく、「スズメバチの場合、足が二本余分についていて、しかもヘレン(奥さん)の提案によりその余分の足に運動靴を結わえつけていたものだから、スカッシュをするには課題の残る衣装だった」。すばらしい。奥さんもさすがマイケルの嫁。ちなみにこのとき、ジョンは白チュチュのバレリーナ姿だったそうです。


>ラトルズ
実は映画ラトルズには編集の違うものがあるらしく、その違うほうにはボウイが出ているはずです。「らしく」「はず」というのは、かなりしつこく探したにもかかわらずわたしはいまだにその違う版を見ていないからなんですが。ミックは出回っている版に出られていていいなと思います。すみません、わたくし実はボウイヲタクでもあるのでして、誰かご存知の方詳細切に希望。(あるボウイヲタ友達がその違う版ラトルズのVHSを持っているんですが、ヲタ物件は絶対に他人に貸さない主義の人なので、どうしても見せてもらえないのです。)

>のばCM
外国人さんイッツマン化してますね。女の子にもうちょっとキャロル的な明るい突き抜けっぷりがほしいところですがたいへん面白い。
それではパイソンCMジャンケンということで(いつの間にかそういうことに)、わたしが最近かなりギリアムが入っているとにらんでいる民主党CMはどうでしょうか。
http://www.dpj.or.jp/news_video.html


★トコツカさん
お久しぶりでございます。じゃぽんはあったかいですね。こういうときには「不都合な真実」を見に行くと一気にひえびえとした気分にひたれるかと存じます。

>1948DVD
「アジャスト」とともにこのDVDを日本でも出そうと思い立ち、その企画を練ってある日口を開いて言い出した方は、おそらく幾多の障害を乗り越え各方面を説き伏せて、くろうみそ一壷ぶんのくろうを味わったのだと想像します。そうしてこれを実現させてくれた人の情熱を思いやるに、まったくそんな思いをしてまで実現させようとしたなんてあなたひょっとしてバカじゃないですか。一体何を考えていらしたのですか。その人の名は、いやどなたかは存じませんが、日本パイソン界において若ジョン・若グレ・若マイテリエリのかっこいい姿とともに永遠にほめ称えられ語り継がれて口承伝説となり記憶されることでしょう。すばらしい。あやかりたい。

>オフ
いっすね。やりましょう。というわけで幹事大募集。いやわたしが幹事をやると、うちに近いから本八幡の和民でいいやとか言い出しかねないのです。どなたか新宿を限界とした総武線沿線でおいしいお店をご存知ないでしょうか。

>トーキー
富山にはいまだに「おしん」のポスターがあるそうですが、トーキーもなかなか負けてはいないしぶとさです。すばらしいぞ。しかし、フォルティ氏の銅像ができるとして、いったいどのシーンの姿になるのかが非常に気になります。ふつうに予想すると①目が笑っていない凶悪な笑顔で腰をかがめてモミ手のあの姿②「ファニー・ウォーク」のあれ③マニュエルにケリを入れているあれ、あたりなんでしょうが、個人的には、フライパン片手に黄色ぱんつでマニュエルに馬乗りになっているところを希望。

★エフェソスさん
シュルーズベリはけっこうあっさり紹介してしまいましたが、実はシュルーズベリの街に入ってから学校付近にたどり着き、さらにあのビューポイントを発見するまで数時間うろうろさ迷い、くろうみそ二壷ぶんくらいのどえらいくろうを致しました。相棒がつかれているのもそういう理由でして、道中ずっと「あんたなに必死になってんのさまったくバカじゃないの」とののしられていた次第です。

>グレアム問題
聞くところによると、アル依存症のまわりにいる人は、本人の前ではあたかもそういう問題が存在しないかのように、ぎりぎりまで直に言及するのを避ける傾向があるようです。正伝にも確かそういう証言がありました。もっともわたしなどがそういう状況を想像して想像しきれるものではぜんぜんないことは承知していますが。

>エリック発言
やはりこれも直接には言及されていないのですが、ジョンはパイソン後期には相当精神的にやばい状態に追いこまれていたことが、マイケルの記述の端々に見えます。だから「ジョンはこういう状態だから仕方がない」という感じになっているというか。その一方、エリックもやはり単独行動をとることが多かったようなのですが、それでも「常に明るくて推進力のような存在」であると書かれています。その人がある日家に用ありげに訪ねてきて、そして改めて「やめる」と言った、それはかなり衝撃は大きかった、のか。

それからエリックがいまだにパイソンで稼いでいる件に関しては、それがちょっと小金をという程度ではなく、スケールでかくむちゃくちゃ荒稼ぎしまくっているという点がかなり好感が持てます。それに、自分たちのやったことをもう一度利用してさらに先に行くことをよしとしてきたパイソンが、そういう手段でブロードウェイだのウェストエンドだのの一般ミュージカル興行世界に切り込んでいって、アンドリュー・ロイド・ウェーバー(や、トレバー・ナン)をむこうにまわして大いに成功しているあたりが爽快です。

>マイケル・リマー
これが再評価されているとは存じ上げませんでした。最近の Thick of It の大ヒットをもかんがみるに(クリス・ランガムは幼児ポルノで逮捕されちゃいましたが… それはそれとして)、なんだかだ言って結局英コメディはサタイアに始まりサタイアに戻ってくる、というか。このへんで天才サタイアコメディ脚本家アーマンド・イアヌッチの存在が非常に重要になってくると思うんですが、この人についてはいろいろ書きたいことが多すぎるので、またの機会にゆずります。

Posted by: akko | 24 January 2007 at 11:15

みうらさんこんにちは。
わたくしもまた、本八幡のKまざわ書店およびSん星堂にオトナにして頂いたものです(走馬灯)。ところでわたくしはさだヲタでもあり、市川市民公会堂でミニコンサートの開場に並んでいたらさださんが自転車で手ぇ振りながら現れたよ、みたいなけっこう濃いねたもとりそろえております。最近さださんが日本国の良心というか司馬遼太郎先生みたいな位置にいることがちょっと意外なんですが、それはさておきというわけで、市川(というかその近辺、せめて総武線沿線)オフ、ちょっとやる気になっています。2月19日か20日の週末、全宇宙13人のTFJCersのみなさんいかがっすか。

クリフトンはシュルーズベリに比べると格的にちと下というか、やはりそこまでの重みはありません(偏差値とか成績の良し悪しではなく格式の問題として)。しかも確かジョンは、クリフトンという寄宿舎学校に在籍しながら、きわめて珍しい自宅通学人だったはずです。マイケルはシュルーズベリ時代をいい思い出としてとらえているのに対し(「日記」にもテリJと一緒に再訪してなつかしがっている記述があります)、ジョンはクリフトンおよび英国のポッシュな教育システムに対してはけっこうあれこれ言ってますね。なんかいろいろありそうですね。

>テリG
去年いつだったか、テリGが、悪趣味装飾で悪名高くて近所から文句も出たというロンドンの邸宅を売りに出した、というニュースを耳にしたのです。どうしたんだと思っていたら、その後にロンドンスパマロット開始関係でエリックが来ロンしていろいろなメディアに現れていたとき、何度か「ところでさ、ギリアム離婚したってよー」とか言っているのを聞いたのです。で、かたや、テリJさんも長く住んでいた南ロンドンから引っ越したと聞こえてきたと思ったら、その直後に例の40歳年下彼女さん関係ニュースが出てきたしどうも何かありそうなのです。

さっきまでBS朝日でサハラを見ていたんですが、青ターバンのマイケルがいい人だなあと思いました。ラクダ一行と別れるときには砂漠の民の人たちがもうしがみつくようにして別れを惜しんでいるので、あれはふつうの惜しまれかたではないと思いました。やはり並ではないです。

ところで余談ですが。サハラの砂漠の民の人たちと別れ、「さてえーと、どっちに行けばいいのかなあ?」とつぶやきつつカバンしょって砂漠を果てしなく遠く歩いていくマイケルを見ていたら、これってどうよ、これ「ランボー2」の最後んとこで「今日を生き抜きます」とか言いつつどんどんベトナムからアメリカまで歩いて帰ろうとしているシルベスタ・スタローンと「オイ大丈夫か」の程度においてけっこういい勝負じゃないのか、とちと思ったり。

>指輪
グレアムはエルフですか、なるほど、あの浮世離れして幻想に生きてそうな感じが確かに。でももしマイケルがフロドなら、ぜひともテリJに命がけで「旦那あ愛してますだー!」とかつかえてほしいものです。ボロミアもいいけどジョン大穴でガンダルフ、そして一行を「このばか者どもが!」とか叱りつけてください。ホリグレやブライアンみたいにひとり複数役で、どなたか描いてくださいませんか。青さんどうでしょうか>指輪パイソン。

Posted by: akko | 25 January 2007 at 12:50

撮影のご苦労をしのびつつあらためてお写真を拝見すると、空はますます青く、水面はますますきらめき、緑の樹々を渡るそよ風は、晴れ晴れとしたランバー・ジャックの歌声とどこまでも続くトムキンソンのケンケンの足音を運んでくるかのようです...。
akkoさんのような方はこういうところに行かれると時空を超えてしまうのではないですか、ジャック・フィニィの主人公のように。

頁との対話、お聞かせくださいましてありがとうございました。やっぱり深いですね。また、よろしかったらお聞かせください。もうあまりお邪魔しないようにします。
ところで、わたし、根本的なことを今まで失念しておりました。マイケルはなぜ日記を公刊することにしたのでしょう? 人にあれこれ探られるより、自分で決定版のナマ資料を出すほうがいいと考えたのでしょうか?(縁起でもないですが、前に出たグレアム伝記本の赤裸々さなぞを見ると、自分が納得いくようにちゃんと残した方がいいと思うかもなあなどと...すいません。)いや単に「旅行日記」から「旅行」の2文字が取れただけという話でも納得しそうな気もしないでもないですが。
なんにせよ、一般的には、公開予定のなかった日記を本人や家族が出版するときは、多かれ少なかれ配慮はするようですね。今回は登場人物が大抵お元気だし、量を減らすためだけでない削除も多少はあるんだろうな...。

Posted by: エフェソス | 25 January 2007 at 14:18

はじめまして、いきなりですけど、ファンです(ぽ)
本八幡には去年2ヶ月ほど派遣で働いていました。新宿線沿線住民です。
まっさんファンです。
ケラさんと谷山浩子さんのイベントにも行きました。
フォルティ・タワーズ大好きです。
もちろんフライング・サーカスも全巻持っちょります。

殆ど手持ちネタをバラしてしまいましたが、オフ会なさるならぜひ参加したいです。生akkoさんにお会いしたいですー。

ご連絡頂けると幸いです。ビールも大好きです。

Posted by: おおしま | 26 January 2007 at 15:35

すみませんいきなり重い話題なブログで。
記事検索で「モンティ・パイソン」と入れて頂くと(カテゴリ分けしてないので)ちょこちょこと書いてあるのが判って頂けると。

ご本持ってます。サイン頂いていいですか(スパマロット初日のように、家宝にしたいと)。

Posted by: おおしま | 26 January 2007 at 15:39

お初に投稿させていただきます。
新婚カップルがベッドを買いにいくんだけど「マットレス」っていうとグレアムが紙袋をかぶっちゃう、、スケッチが一番好きです。
一目 Akko さんにお会いしたく(出来れば Jerusalem の歌を教えてほしい)オフ会参加情報をご教示下さいませ。

Posted by: kick | 27 January 2007 at 17:27

★エフェソスさん
レベル3というよりは、藤子・F・不二雄先生の「ノスタル爺」に近いかもしれず、やはりそのときはいさぎよく土下座して「なにとぞ土蔵に!」と閉じこめられてしまいたいものです。

日記に関しておたずねのようなことの一部は、マイケル本人が日記イベントで語っていましたので、わたしはさっさとレポート3をかけ>自分。削除に関しては、本になったぶんはオリジナルの5分の1だそうですので(それでもあの枕のような量)、5分の4を編集する作業の途中にマイケルのいい人脳フィルターがかかったことはたとえそれが善意に基づいたものでもあり得ることでしょう。本が非常に面白いぶん、オリジナルには何がどう書かれていたのかということが気になります。われわれがオリジナルにアクセスすることができる日が来るのか、それはわたしにとりJFK暗殺の国家機密資料の公開より気がかりです。また、遅レス管理人でもうしわけありません。お邪魔はどんどんして下さい。

★おおしまさん
はじめまして。かねてからその気配を感じていた、まぼろしの本八幡周駅周辺パイソナイトの方でしょうか。しかし市川図書館には「正伝」があり、しかもときどき貸し出されている事実を最近目撃。やはりただの千葉ではなさそうです。なお免責事項をひとつ:サインなんかしたらブックオフで売れなくなりますがそれでもよろしうございますでしょうか。

★ Kick さん
はじめまして。そのスケッチは、マイケルがジョンによじ登るところが好きです。とりあえずジェルサレムの歌詞は、探したらこんなん出てきました。http://torch.cs.dal.ca/~johnston/poetry/jerusalem.html


オフはとりあえず2月16日金曜日夕刻、場所は本八幡の魚民 - でなければ、かねてから行きたいと思っていた浅草の「駒方どぜう」で、英人にとっては相当キモチわるい物件であるどぜうをその店で出されてそれでも食った、という、まるでアフリカの部族とのファースト・コンタクトで族長にすすめられたモノを食うのは非常に抵抗があるが食わねば殺されるかもしれないし、と笑顔で食べる必死の民俗学者、という使命感すら漂わせていたマイケルに思いをはせるというのはどうだろう、と少し考えています。確かK下さんが、あの店でマイケルが座った場所を特定していらっしゃると小耳にはさんでおりますし。それに浅草だったら自転車で行けるし(とまだ自分の都合で考えている)。とりあえずこれに対するご意見お聞かせくださいませ>ご参加ご希望の皆様。

Posted by: akko | 30 January 2007 at 00:50

akkoさま
16日けっこうでございます。お声がかかれば参上つかまつります。

ジョンがガンダルフならバルログはやっぱりプルネラさんでしょうか。二人一緒に坑道の縦穴に落ちたりするのでしょうか。
ジョンをガンダルフにした場合、最初にホビット荘に着いた時点で打ち上げ花火を水平発射しそうな気がするんですが気のせいでしょうか。

ジョンがパブリックスクール時代にあまりいい思い出がないらしいのには、その背景にトーマの心臓的といいますかポーの一族的といいますか風と木の詩が聞こえる的な何かそういうようなことがあったりはしないのでしょうか。というかそもそも私はどうしてそういう思考に親しんでいるのでしょうか。

Posted by: トコツカ | 30 January 2007 at 13:18

ジェルサレムの歌詞、どうもありがとうございました。過去に自分でググっても辿りつけずにおりました。これでマットレス売り場でも Chariots of Fire でも Four weddings .. でも声をあわせて歌う事ができます。感謝です。

16日、万難を排して銀座線に揺られて浅草に馳せ参じたく。

Posted by: kick | 30 January 2007 at 16:15

トコツカさん&kickさん
オフに関し新しいエントリを入れましたので、ご意見ご感想ごツッコミはそちらにどうぞ。ちょっと当初より日時を変更せざるを得なくなりましてもうしわけございません。どうかなにとぞ万難をご排しくださいますことお祈り申し上げます。それから場所に関してはまだ予定は未定ですので面白いところがあったら教えてください。さもないとやはり管理人権限で本八幡の魚民ということに。

Posted by: akko | 01 February 2007 at 10:21

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