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25 November 2006

デザイン変更、パイソなクリスマスDVD、そして新ボンドとQ

◆ 今まで「新聞記事ならともかく、人は普通日記には題などつけないのだ」という変な意地のもと、当頁ではタイトルは本文上部にはつけずに右コラムだけに表示する設定にしていましたが、それを改めました。これからはふつうに、ごらんのように日々のエントリごとにタイトルが表示されます。今後のタイトルには日付は含まれませんが、既存のものにはタイトルにも日付が含まれたままになります。ちとくどいですが、なにとぞご勘弁ください。

いや「意地」なんて大げさなものでもなくて、ただ最初にそう設定してそのままずっと変えずにいたという方が近いです。しかし、いかんせん、過去のエントリを参照しようとしたとき、タイトル一覧を管理頁で見ていても表示頁のエントリにタイトルがついていないと、どえらく時間がかかるということに最近気がついたのです。もしお読み下さる方々にもすでにそういうご不便をおかけしていたとしたら申し訳ございません。今後は一目瞭然整理整頓明朗会計タイトルとエントリをめざします。あと、もうちょっと内容に沿ったタイトルをつけたほうがよいと思います>自分。書いた本人のくせに、ある特定の内容をさがそうとするときに、タイトルがなんの手がかりにもならないというのはブログ的にちと問題です>自分。すみません。

◆ クリスマスの五文字が視野に入ってきて、人々の挨拶にも「クリスマスはどう過ごすのか」「クリスマスショッピングは済んだか」という一行がはさまってくる季節になりました。これからクリスマスイブぎりぎりまで、クリスマスショッピングにおしよせる人々で平日でも街と駐車場が非常ーに混雑する日々が続きます。店々の品揃えもクリスマス向けにバージョンアップされ、デパートではリボンのかかった箱入りの石鹸香水化粧品、スーパーではパーティ用の箱入りクッキー、チョコ、大袋ポテトチップスなど乾きもの各種、冷凍マル七面鳥とそれを焼くオーブンの皿などがずらりと並びます。そういう季節もんを並べるためには普通のものがスペースをゆずり移動させられるわけで、かくて知らぬ間にどこかに移されてしまったタマゴひとパックをもとめて店のなかをえんえん右往左往していると、ああ、今年もクリスマスだなあ、と感じます。

個人的にクリスマスだなあと感じる要因がもうひとつあります。HMVやヴァージンさんなどはもちろん、近所のスーパーにまでパイソンDVDが妙に充実しはじめるのを目撃するときです。以前クリスマス前に上ロンしたときピカディリー・サーカスのタワレコに立ち寄ったら、地下のDVD階の通路に「パイソン展開棚」が特設されてポップが立ち、関連DVDとCDが詰めこまれて「さあ買え今買えいいからかえ」状態になっていて感動したものですが、クリスマスというなにもかも売らんかななこの季節、パイソン関連は「定番」として動くもののひとつになっているようです。
(しかし、「メリークリスマス!君がこれを喜ぶだろうと思ったんだよ!」とにこにこしながらプレゼントを渡され、わあなんだろうと包みを開けてみたら、出てきたのが「人生狂騒曲」DVDだった場合、人はいったいどう反応すればよいのでしょうか。)

で、
今年のパイソンクリスマスモデルはこんなん出ております。
映画7枚組箱セット
フライング・サーカス・パーソナル・ベスト・コレクション6枚組箱セット

新モデル映画7枚組バコは、まず今までの型と外装が大きく異なります。
今までのすっごく遠くからでもむちゃくちゃ目立つ補色旧モデル→

内容は今までのものとどう違うのかというと、今までバラと箱で出ていた映画とそのおまけ関係のほかに、どうやら上記の「パーソナル・ベスト」のサンプラーがさりげなくすべりこまされているようです。そしてその「パーソナル・ベスト」は上記アマゾンでも「このハコといっしょに買えばやすいよ」扱いになっている。

んでもってこの「パーソナル・ベスト」とは何かというと、タイトルからほぼ予想がつくとおり、各自の選択によるひとりあたり60分間のフライング・サーカス編集もののようです。ポケットフルパイソン映像版でしょうか(グレアム版は、他メンバーによる思い出チョイスだそうです)。いやこれこそ、スパマロットのあおりコピーじゃないけれど、「ラヴィングリー・リッピング・オフ」だなあ。すばらしい。
と思って笑ってすごそうとしたんですが。

しかし、
わたしが個人的に信頼している映画雑誌「エンパイア」さんは、
最新号07年1月号でこの「パーソナル・ベスト」に最高評価の5星をつけています。
なにやら”unseen material” があってそれがイイよ、と言っています。でもその詳細には触れていません。
うわあなんなんだその未見マテリアルとはあ、詳細に触れろー、いっそ殺せー、とわたしは生殺しにされたパイソン蛇の気分で今くるしんでいます。どなたか購入された方、どうか教えてくださいどんなすさまじいひみつがそこにかくされているのか。いやそんな大げさなもんじゃないにしろ。

それからマイケル旅ものセットバコも外装を一新してクリスマス商戦に参戦しています。→

これ、実は、買いました。ずっしりぎっしり16枚組!年末はマイケルまみれでしあわせに生きようと思います。

◆ さて、
英国のクリスマスといえば、
ザネームズボンド、ジェームズ・ボンド。です。
先週から始まった007新作「カジノ・ロワイヤル」を見るべく、おとといの夜の仕事がえりに地元の映画館に行きました。そうしたらなんだかもううじゃうじゃに人がいました。まるでハリポのときの再現だ、と思ったもののしかし、ハリポ時より年齢層がふたまわり半くらい上でしかも殿方率99%でした。みんな今パブに行ってエンジンあっためてきましたみたいな顔でご機嫌、というかうきうきわくわくしていました。

嫌あな予感を抱きつつたのしそうな殿方のみなさんをかきわけて券売場に行くと

「カジノ・ロワイヤルは、夜10時半の回まで全部ソールドアウトだよ」

という表示が。

がーん。

週末を避ければ大丈夫だろと油断していました。英人男子たちのボンド愛に対するヨミがまだまだ甘かった。英人男子の皆様、理解が足りないポンニチ女で申し訳ございません、皆様のボンド文化の奥深さに思いをはせつつインドの山奥で修行して出直してなんかくるわけがなく、ちゃんと予約の上で、ゆんべ再挑戦してきました。やはり混んでてソールドアウトでしたが、わたしは券あるもんねふふふと余裕こいて入場しました。


で、見ました。


そして、


ががががーん。


と思わず口に出して「がーん」と言ってしまうくらいの衝撃を受けました。

なにしろボンドが超カッコイイんですよ。
いや英国のスパイという前世紀的設定をカッコイイとか、しかも「超」つきで言っている自分が信じられないんですがこれが本当にカッコイイのです。
あまりにもイイので、140分とちと長めであるにもかかわらず、最初から最後まで1秒も目を離せず見っぱなしでした。

何がイイかというと、ボンドが一味違ってものすごくリアルなのです。いや、架空のヒーローにちょっと深い解釈を与えてリアリティを出してみよう、というやりかたはちかごろの映画界で流行っているようですが、今までさんざ非リアリティの世界を跋扈してきたジェームズ・ボンドに今さらリアリティを求めてどーすんだよう、と当初は思っていたことは事実です。しかし見てみると、この試みがたいへんうまくいっている。今度のボンドさんは、冷静で冷酷でかなりひどいことを平気でやってそして適度に強い(←これ大事。MI3のトム・クルーズのように「それふつう死ぬよありえねーよ」という強さだと映画から注意がそれてしまう)。そして、確かにダニエル・クレイグは悪役顔だけれど、この顔だからこそこーゆー「ひっでえー!」な行動をして納得がいくのだと思いました。

こう言ってはアレですが、このボンドは、たとえ若いころでもピアース先生にはできないです。当初わあわあ騒いでいたボンドヲタたちは、今ごろいっせいに「ダニエル・クレイグでよかったのだ。いやオレは最初からそう思っていたけどね」とかヲタ的に納得していることでしょう。

それでですね。
シリアスかつタフかつハードボイルドかつリアルなボンドさんはたいへんようございましたが、
今回のリアルボンド話からはお役御免となってしまっているQさんは、このキビシイボンド世界に戻ってこられるのだろうか、戻ってこられるとしたらどういうふうにこのタフな世界にはまるのだろうか、と、わたしはたいへん気がかりです。
エンパイア誌によると次作007は2008年5月2日公開予定だそうです。
すでに日づけまで決まっているところがすごいですが。
以前「シルバラード、フランケンシュタイン、ダイ・アナザー・デイとほぼ10年に1回シリアスなジョン・クリーズが現れる説」をおこしたことがありますが、けっこうそれが「アタリ」になったりするかもしれません。

ところで。
今回の映画のツボのひとつに、「Mの自宅および旦那さん(!)」がちらりと出てくるというとこがありました。
うわあーMの旦那あ、と一瞬思いましたが、いや女王様をいただくこの国だし、あのやりてババ、もとい、超キャリアウーマンのMが結婚していたってぜんぜんおかしくないわけです。うん。
しかしMが結婚してるんなら。あれですね。結婚してていいわけですよね、Qも。うーん。Qの奥さん。これはかなり興味深いものがあり。

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Comments

こんにちは。

クリスマスのプレゼントにモンティ・パイソン。いいですね~。
そういえば、『ラブ・アクチュアリー』で病気の弟のために恋のチャンスを逃してしまう女性が、クリスマスを弟と過ごすシーンなのですが、二人が互いのプレゼントを広げているなかに何気なく“All the Words”ありまして、そこで思わず心ときめいたことがありました。

Mは結婚してても全然OKだとお思います~。
だって英国といえば、右下肢に脳みそがあると言われる女性宰相がいらっしゃいましたが、鉄の女にも夫君がおわしましたわけで。
世界中のテロリストの殺したい奴ベスト3に入ってた方ですから、Mなんて可愛いものなのではないでしょうか?

Posted by: Sella | 28 November 2006 at 10:41

すみません、デジャヴみたいになってしまいました。
ひとつを削除してやってくださいませ<(_ _)>

Posted by: Sella | 28 November 2006 at 10:44

Sella さん
思わず「ひゃっ」と外に走って出ていって牛乳を配る精神科医とのエンドレスループに陥る前に、二重になっていた書きこみをひとつ削除させて頂きました。余談ですが、デジャヴスケッチ、というか16話を初めて見たときに、面白いというよりとてもこわかったのはわたしだけでしょうか。

ラブ・アクチュアリーの件、見たのにぜんぜん気がついていませんでした。今、そのDVDを所有する友人Xに電話をかけて明日借りる約束をしたところです(自分でかえよ>自分)。リチャード・カーティスのさりげないリスペクトでしょうか。

しかし、クリスマスにふつうにパイソンスクリプト本を贈る姉弟ってのはどうなんでしょう。それは、人生狂騒曲DVDよりもさらにすごいクリスマスプレゼントだと思うのですが。

で、Q。わたしは軟弱なファンゆえ007を見始めたのはわりと最近なので、新旧かかわらずQはじじいであるというイメージです。だから、Qには孫くらいいるんだろうな、そして携帯メールがよう打てず孫どもに「おじいちゃん遅いー」とかさわがれ、思わず「うるさいわたしは国家的最高科学者なのだあ」と暴れてみたりしているに違いないとか、いろいろ楽しく想像しています。(リュウェリンファンの皆様すみません、やっぱりこれはジョンQですね。)

Posted by: akko | 30 November 2006 at 01:23

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