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19 September 2006

19SEP : あの馬鹿はドゥーン城をめざす (その2)

ようやくぱそさんが退院しました。
酷使と苦労を強いてばかりで入院までさせてしまったというのに、やあこうして治ったよ、さあまた働こうよ、と言わんばかりに淡々と動いてくれる様子を見ていると、思わず「なつかしいパソ君、君は流れゆく時代の中の、ひとつの岩だ」とひしとキカイをかき抱き添い寝したくなります。もうどこにも行くなよパソ。

ところで昨夜人と酒類などを摂取しつつスカイニュースを眺めていたら、フォルティ・タワーズの古典的名場面である、バジル氏赤オースティンエステート折檻シーン(with よくしなる枝)が流れました。
う゛?と身を乗り出したところに、
こういうニュースが報道されました→★★★

この頁での見出しは「フォルティ・タワーズのフェイスリフト」みたいなことになってますが、
スカイTVでのニュースのときのそれは

「FAWLTY TOWERS TO RETURN」

でして、
それを目にした瞬間わたしの脳裏には、ブライアン・シンガーか誰かの監督の、主役に抜擢された俳優は無名ながら超美形白い歯きらーん!とさわやかに、現代の最新CGで炎上キリモミ今まさに墜落せんとする飛行機と乗客とを超高速とスーパーパワーであっぱれ救出するあれはなんだ!鳥だ!飛行機だ!いや、バジル・フォルティだ!
の姿がよぎり、
わたしは思わず古典的に「ブウ」とビールを泡たてて吹きました。

泡まみれの顔をぬぐってよく見たら、かつてパイソンズがうっかり泊まり、しかし支配人が人格に問題のある人で、エリックはブリーフケースを爆弾として捨てられテリGは「人間はそんな食べ方をしない!」となじられ、もうやってらんねえやってんでみんな他のホテルに移っていくところに、「これは面白い」とジョンだけがとどまりそしてかの支配人を観察していた、それがやがてフォルティ・タワーズという名作の誕生につながったといういわくつき、「フォルティ・タワーズのモデル」という枕詞つきで常に語られるグレニーグル・ホテルが、一旦つぶれたけれども内装一新してまた営業を再開したよ、というニュースでした。なんだ超美形リターンズじゃないのか。ち。ちなみに、ウェブ記事によるとプルネラ・スケールズさんだけが立ち会っていて、ジョンはマネキンで参加したとありますが、スカイTVの映像ではそのマネキンは確認できませんでした。いらないんならくれないかなあ。とか思ったことはひみつです。連れは「シビルさん年とっても変わらんなあー」と感心していました。

さて。
9月3日日曜日、ドゥーン城にて行われたヲタクまつりのことを少し。
画像はクリックで拡大します。
それからお城に関してはこちらもご参照ください。

朝4時起きで隣町に住む相棒を拾ってラットランドを5時出発、その前の週にフリンジに行くってんで通ったA1をふたたび、ぼろゴルフを叱咤激励しつつ、なおかつパイソン・シングス!とスパマロットサントラをがんごん鳴らしながら約7時間ひたすら北上しました。エディンバラに行くまでにはいつも天気のカタマリをひとつかふたつ越えるのですが、今回は7時間ずっと冷たい雨がしとしと降っていました。思わず最悪の状態を想像し車中のわれわれは非常に暗あい気分になっていたのですが、幸いスターリングを過ぎたあたりからいい感じに明るくなってきました。

そしてドゥーン城に到着。雨はあがりさわやかな北国の秋の午後です。

午後早い時間に着いたのですが、公共交通機関で来る方法が(特に日曜日には)事実上ないに等しいこのお城は、すでに駐車環境がたいへんなことになりつつあり。

のちには敷地内だけではなく、ドゥーン村の路上まで盛大に車だらけになっていたようです。

すでに中庭(テリJの矢文を受け取ったジョンランスロットがなだれこみ大量殺戮をするあの空間)では場所取りが始まっていました。

持参ダンボールで敷地を確保する相棒。

ちなみにこのバカ歩きTシャツはわたしのです。相棒が「何かここにふさわしい格好をしたい」と切望するのでつつしんで貸与したものです。もひとつちなみにパッカードベルのハコは、このなつかしい岩であるところのパソ君がかつて入ってきたものです。それから、画像上のほうにちらりとランバージャック(しかも正座してる)がいるのが見えます。


そんなふうに場所取りの人に、

なんか妙なカゲがまじっている。


そのうち開始時間の4時半が近づきました。すると「みなさんこんにちはあ。よくお集まりくださいましたあ。ところで、xxxがxxxxをxxxxxするのでxxxxxになるので外に出てxxxxxてください」と司会のおじさん(後述)がアナウンスし、それがあまりにはげしくスコットランドナマリなのでほとんど聞き取れないまま、とりあえずぞろぞろ外に向かう群衆の後につきます。

どうやら城の外で列を作って待て、何かが起こるぞ、といった雰囲気が粛々と。この後ろにもぐるっと列は続いています。


待っている間、すぐ前に並んでいた苦行僧のおにいちゃん3人組と話をしました。手には入場時に配られた、無料おまけのココナツが握られています。

「あのー、さっきから気になってたんですがその衣装すごいすっよ、自分で縫ったの?」
「いやーこのローブは既製品だよ、おれらで作ったのはこの木の切れ端の十字架だけだよ」
「え?こんなもんどこで売ってるの?」
「宗教用品専門店にあるよ」
「で、それ、ひょっとして今日のために買ったんですか?」
「そうだよそれが何か?(さらり)」
あまりのさらりぶりに非常な感動を覚えたわたしは、思わず「お願いですあなたたちの写真を撮らせてください」と頼みこんでいました。「写真変なウェブにのっけちゃうかもしれませんがいっすか」と断ると、「はははは、え、日本の?日本でパイソンやってるの?そうなんだ面白いねあはははははは」という反応でした。


この話つづく。

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