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08 August 2006

08AUG : 英国象徴としてのパイソン、シュレック3、フリンジ開幕

またしてもパソが不調、それに関しまたしてもいろいろなアレがあり、またしても身も細る思いを味わったのですが今回は省略。とりあえず、こういうようなことがまたあったというわけで。もうなんつうか、身も細る。さあ、皆様も英国式不条理ダイエットでげっそりやつれてみませんか。

管理人がやつれている間にどうやら、

(1) 7月20日のコメント欄で空飛ぶ編集人eno7659さまもおチクリ、もとい、お知らせ下さいましたが、パイソンのみなさんが「英国のアイコン」として認定されたそうです。
エキサイトニュース→★★★

で、これを認定したアイコンズなる団体とは何者か。よく読んでみると、どうやら文化庁の支援を受けている民間団体らしい。役所関係の団体とはいえ、そういうとこには実は天下りの人々がたわむれているとかそういうことはこの国ではあまりないので(少しはある)、どうやらまじめに運営されてこういうことをプロジェクトとして行っているところのようです。個人的には「アイコン」は、エキサイトニュースにあるような「国宝」というよりは、「英国の象徴」と、やややんごとなき方面の語彙で現した方がいいような感じもしますが。

ごく最近、教育庁あたりを中心に「英国らしさとは何か、どのように後世に伝えるべきか」という議論がありました。華麗に没落しつつ教育の有無や貧富の差は拡大しつつ新しい若者文化を吸収・産出しつつ社会はさまざまな人種を受け入れつつ戦争やテロなんかにもさらされつつある今のこの国では、それはもう絶対に、「紳士淑女の国」ではない。では何なのかというと、あまりに混沌としすぎていったいなんなんだかよくわかりません。もっとも、その混沌をつくりだしているのはまずたとえばわたくしのようなガイジンが居座っているからであって、英人のみなさんにしてみれば「おめーにいわれたーねーよ」てなところかもしれませんが。

しかし、こういう時代にあえて、では国を象徴するものを探そう、とする動きが起こるのがなんか今の英国らしいと思いました。そして、そこで選ばれているものが「今はもう存在しないもの(あるいは存在していても、数十年前の文化に属しているもの)」だというところがやはり今の英国だなあと。(「おめーにいわれたーねーよ」とのツッコミはとりあえず却下。)

それにしても、デフォルトで反体制であったパイソンもこういう対象になるのかと思うと、ついエリックの「現在のパイソンが『愛すべきコメディアン』になっていることにいまだになじむことができない」という名言を思い出すわけです。けれども、愛すべき普及版パイソン的イメージで今いちばん稼いでいるのもまたエリックなんであって、いや、パイソン世界はなかなか油断ができません。


(2) で、噂をすればカゲ。エリックがシュレック3で「マジシャン」役の声をあてるそうです。ジョンのハロルド王様も続投するようなので、エリジョンという比較的珍しい組み合わせで声共演です。

これ、個人的にもともとシュレック映画好きだったので、ジョンが来た2の時点ですでに一石で二鳥を落としたというか、エビで鯛を釣ったというか濡れ手で粟というか、とにかくそういう非常に得をした気分になれていたのですが、こんだエリックですか。いやーもう、転んでもただでは起きないというか、サザレ石が集合してイワオになったというか。いや自分で書いててよくわかりませんが。

しかしシュレック2のメイキングを見るに、声優さんは互いに会うことはあまりなく、ばらばらに自分の声のとこだけ録音させて帰っていく、みたいな感じだったようです。ま現代のアニメーションなんてそんなもんか。とも思うのですが、なに、かまうもんか。要はカタチだ。人間はカタチから入るのだ。というわけで、いったいその「マジシャン」がどういう役なのかさっぱりわかりませんが、とりあえず今から楽しみです。なお、2でカエルと化してゲコゲコ言っていたハロルド王様はいったい3でどう出てくるのかも不明ですが、とりあえず、頼んだよドリームワークスの中の人々。ということはスピルバークを含むのか。頼んだぞスピルバーグ。ミュンヘン3回見たよ、というかわたしはスピルバーグ世代なんでなんだかだ言ってスピ映画全部見てるし。ということで、そこんとこよろしくね。いえよろしくして下さいお願いです頼みますどうか。

(3) 昨日7日月曜日から、いよいよ年に一度の歌舞音曲大騒ぎ祭り「エディンバラ・フェスティヴァル」が始まったってんで、ちとニュースになっています。わたしが今月末に見に行こうとしているのはコメディ部門の「フリンジ」ですが、しかしそのフリンジ以外にも音楽・まじめな芝居・映画・美術などが街中でばらまいたように一斉に噴出し、それぞれのまわりにも物見高い人々が山のように集まり、フェスティヴァル期間中むこう三週間、この北の都は、涼しい夏を熱くすべくぼうぼう燃えあがるようにたいへんなさわぎになります。

昨日の朝、BBCニュースを見ていたら、アナウンサーがエディンバラの清水坂とでもいうべきお城の下のロイヤル・マイルに立ち
「ジョン・クリーズなど著名なコメディアンの登竜門であった、エディンバラ・フリンジが今日から始まりました!ごらん下さい、この人出、そして大道芸人たちの熱気!」
とさけんでいました。
ここで「著名なコメディアン」として名前が出てくるのはジョンなんだなあ、と改めて感心しました。
しかしそれと同時に、ちょっと待ってよBBCさん、確かにジョンはフリンジには行ったけど、それはかれが脇役の年のことであって、実際にジョンの登竜門として機能した「ケンブリッジ・サーカス」はエディンバラには行っていないんだよ、エディンバラに行くかわりにロンドンに引っ張られて、その後ニュージーランドとニューヨークに行ったんだよ、と細かいツッコミを入れるヲタが若干。

ちなみにそのロイヤル・マイルからの中継後、フリンジでひさびさのザ・グディーズ生復活をはたすってんで、ティム・ブルック=テイラーさんとグレアム・ガーデンさんがニュースに生出演してインタビューされていました。ビル・オディはやはり不参加らしいのですが、グディーズ強力プッシュファンとしてはもう、細かいことにはこだわりませんそれだけで幸せ、丼メシ3杯はいけます。わたしはほとんどこのツーショットが舞台に立っているのを見るために、500マイルの彼方の極北まで、7時間くるまをころがしてまいりますエディンバラへ。

あ、それからがーまるちょばなる人々をも見にまいります。実は不勉強にしてこの同胞の参加を知らずにいたのですが、ある方におととしご教示頂きました。肉体的にたいへん勇気あることをなさる方々のようで、去年までの評判はかなりよいです。オリンピックよりもたのしいです同胞の活躍。

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