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08 July 2006

08JUL : パイソニアン、北へ

◆ 前回ぶんは今読み返すと妙に調子が暗いです。これは話題が重いという理由がまずありますが、同時にどうやら下り坂にあった管理人の機運をも反映していたようです。というのは前回以来わたくしは、ヤマイと負傷とに同時にみまわれ、その間隙を縫って車が3回、パソが2回故障し、メールを含むHDの中身がすべて消失、とどめに傷口を泥靴で踏みつけるがごとくラットランド州役所から来た住民税の請求が300ポンド間違っていて(もちろん多く請求されている。どうせ間違えるのなら少なくしてほしいのだが、そういう間違いはかれらは決して犯さない)、かなりヤラレておりました。思わず軽く気絶していたりしている間にワールドカップもどんどん日程が消化され、わずかに記憶にあるのは、初期の試合にドイツ対ポーランドというあまりにあんまりな組合せがあったので固唾をのんで見守り、その間中ずっと「戦争の話はするな絶対にしてはいかんぞBBCアナウンサー」とつぶやいていたことくらいです。もっともそう感じた人はほかにもいたようで、この試合をめぐりこのワン・ライナーが使われるのを、TV・ラジオ・新聞などで何度も見聞きしました。

◆ TFJC内の「ジョン・クリーズに関するあなたの知らない10の真実」のページに誤りがあることをR.C.さんからご指摘を頂きました。早速訂正しました。→★★★

× 『ジョン』は母方の祖父、ミドルネームの『マーウッド』は父方の祖父にちなんでいる

○ 『ジョン』は父方の祖父、ミドルネームの『マーウッド』は母方の祖父にちなんでいる

R.C.さんどうもありがとうございました。そして基本的な事実を誤認していたことをお詫びいたします。
全宇宙13人のTFJCersのみなさまにおかれましても、今後もどうぞご意見ご指摘ごツッコミのほどよろしくお願いいたします。

◆ 今年2月にエリックが小雨の路上に出張してきて、トニー賞受賞作家みずからカラダ張ってスパマロットロンドン公演のチケットを売っていました。もっともわたしはそのカラダ張りぶりを見逃しましたが。くくくくく。このへんこのへんにそのいきさつがありますが今でも思い出すと泣けるううううう、でもそれはともかく。
先日別件でチケットマスターを流している際ふと
「そういえば売れているのかロンドンスパマロット」
と都会に出て行った我が子を案じる母親のような心境になり、ちらりと様子を見てみました。

(余談ですが、ファンとチケットとの関係は愛憎半ばする微妙なものだと思います。発売前は「なんぴとたりともあたしの前には買わせん、売り切れたら許さんええいそこをどけ道をあけろ一番いい席はあたしのための席なのだ」とリダイヤルボタンを連打しつつ(あるいはボックスオフィス前の列の最後尾でじたばたしつつ)考えていますが、争奪戦の末いざ目当てのチケットを入手すると、「ところでちゃんと自分以外のほかの人もあの券を買っているのだろうな、売れていなかったら困るなあ」とちょっと心配にもなったりして。)

そしたら、
2月の時点では、ロンドンスパマロットの初日は「10月2日」だったのですが、いつの間にかそれが「9月30日」にくり上がっているのを発見。→★★★
通常、芝居の日程が増えるときには後ろにのびるものだと思うのです。
ロックやポップの方での「急遽追加公演決定!」というあれも、たいがい本公演の後や間に入るものです。
初日が早められる、という事態は初めて見ました。
しかもあんなに派手に売り出した券なのに。
もちろん何らかの理由があるのでしょう。
で、その理由に関してわたしは、たぶんああいうことじゃないかな、ああいうことだったらいいな、個人的にはそういうこと希望、と予想というか幻想を抱いてはいますが、とりあえずきちんと調べがつくまでは妄想は個人脳花畑内にとどめておこうと思います。といって、どこの誰に訊けば調べがつくのかよくわかりませんが。誰かエリックに電話して訊いてくれませんか。

◆ それにしても、来年のラスベガス拡大が気になる(まだスパマロットの話です)。ティム・カリーのアーサー王がロンドン公演で復活するのなら、ハンク・アザリアのランスロットとデイヴィッド・ハイド・ピアースのロビンというすてきな騎士カップルがラスベガスで再出現しないだろうか。しかもハコは今ラスベガスで一番ナウい(死語)トレンディな(死語)ヴェニューであるウィン・ラスベガスだ。もしハンク・ランスロットとDHPロビンが揃うのなら、行っちゃうかもしれない、わたし。とか意識のすみで考えている自分にふと気づく。誰か止めろ。

◆ 夏です。
夏といえばエディンバラ・フリンジです。
いや夏のフリンジでコメディ快楽にふける数日間を楽しみに残りの1年をがしごし働いている人間としては、夏とはフリンジ断定なのです。
だから今年は何をどう見に行こうかなあ、とうきうきしながら計画をたてる段階からもう法悦、さあ楽しませてくれ今年のフリンジちゃんへへへへへとにやにや笑いつつプログラムをめくっていて、
びっくり。

なんとザ・グディーズがエディンバラで復活します。→★★★

しかも会場は、フリンジで一番ステイタスが高い、ここに出るには相当面白くて集客力がなければならないはずのジ・アッセンブリーです。

なにげでじわじわやるなザ・グディーズ!!

2003年のDVD全集1枚目発売、およびロンドンでのぷち再結成イベント

去年頭のDVD全集2枚目発売

去年クリスマスのBBC再結成特番

今年夏エディンバラのアッセンブリーで復活

素ん晴らしい。

しかしどうもビル・オディは参加しないようで、そうするとグディーズ3分の2であるわけですが、別にいいです。こういう経過を逐一目撃できているだけでわたしは幸せですし、それに、ちまたには「フレディ・マーキュリーなしでクイーンを名乗る人々」とか「リック・オケイセック抜きでカーズをやってる人々」だっているくらいですし。いやもちろんビルさんが来ればそれにこしたことはないわけで。来ないんだろうけど、別にいいんだけど、でも来ないかな。来たらいいな。いや来ないんだろうけどな。と、当日開演直前までやきもきさせられ続けることになるのでしょう。まだまだ油断できませんザ・グディーズ。

◆ その一方。
エディンバラの西北、ドゥーンの杜に、そびゆるヲタクの聖なる城壁ことかのドゥーン城にて、毎年9月初めに「ホリグレを上映してついでにパイソンであそぼう」というイベントがあります。今年は9月3日日曜日です。→★★★

毎年8月にフリンジに行くたびにこの城を訪れ、そして売店で借りたココナツをぱかぱかやっては並ぶパイソン物件をチェックし、とかそんな行動をしているから店の人に見抜かれ、「もしもしそこな日本人、9月になれば映画会あるよ、来ない?」と誘いを受けます。このイベントは数年前からやっているそうですが、初年は適当に宣伝しておいたら当日人が2000人くらい来てしまい大混乱になったので、翌年から限定500枚の前売チケット制にしているそうです。

しかしフリンジとはいつも微妙に日程が合わず(フリンジはたいがい8月最終週の頭に終わり、映画会は9月第1週の日曜日である)、数年間見送るばかりでした。

今年もフリンジと日程は合いません。
が、
行きます。


つまりフリンジ後にスコットランドまでもいちど出直すことになるわけで、そうするだけの都合がつくかどうか現時点ではまったく不明です。しかし、このままではわたしは「ドゥーン城のホリグレ上映パイソン大会に行きたいと思いつつ結局行かなかった人間」として死んでゆくことになり、そしてわたしは「あの人は最後までホリグレ現場上映会に行きたがっていたのに決断できずにホリグレを現場で見られなかった人でした」なんて言われながらのうのうと死んでいたくはないのです。しかしこんなふうに人生について感じるとは、死期でも近いんでしょうか自分。もう加齢臭ふんぷんですか。

気をとり直して、チケットに同封されてきたすてきな招待状を。クリックで拡大します。


チケット・招待状ともに、「お城の中庭でやるんでスコットランドの気候にそなえた格好しておいで」というところが重要そうです。あそこらへんは9月でも夜はかなり冷えるのでしょう。それから敷物や椅子持っといで、よかったら貸し出しクッションあるよ、というのがなんかほのぼのとしています。ちなみに中庭とは、ハーバート王子の結婚式の日、無駄に走ってきたランスロットが門番を刺し殺した後になだれこみ、楽隊や女の子たちを大量殺戮するあの血まみれの空間です。ほのぼの。ちなみに上にリンクをつけたヒストリック・スコットランドの頁ではこのイベントはちょっとオサレに「パイソンフェスト」と称されていますが、とりあえず当頁ではこれを「こころのヲタク祭り」と呼ぶことに今決定しました。ヒストリック・スコットランドの中の人たちにはないしょです。

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