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17 April 2006

17APR : ギリアム監督、東へ

ちと小耳に挟んだのですが、感動巨編「タイドランド」のプロモーションの一環として、今テリG監督が訪日しているそうですね。いや、誰も倒れたり流れたりせず無事に映画ができたというだけでギリアム監督の場合はすでに感動決定であり、それはドラえもんの6巻よりも泣けることでしょう。

で、
爆笑問題の太田が、
前回「グリム」関連で出演したテリGさんに

「こいつは本当にこの映画を撮ったのか」

とツッコみ、今回は

「スピルバーグほど有名じゃないので出してみました」

と言い放っていたという話を聞いたとき、
わたしは

「ああこの人は本当にギリアム監督を愛しているのだ」

と思いました。
感動巨編の裏に静かに深く流れる、太田とギリアムの愛。いや、愛というか。(いや待てよ…)

最近の監督は、前からだと一見大工さん的短髪、しかし裏返すと後ろ耳から下あたりが長髪、そこを結わいてたらしている、という妙な頭をしていますが。確か「正伝」で「自分はオフィスに必ずひとりくらいいる『変なやつ』だった」みたいなことを言っていたと思います。今でも確かにいます、こういうロケンロールな時代を色濃くひきずる不良長髪オヤジ。わが勤め先にも1フロアに約ひとり程度いて、ムードメイカーとしてまわりを盛り上げてくれています。でもあまり出世とかそういうことはしないようです。

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Comments

こんにちは。
テリーG、来日して、また爆笑問題の太田と共演したんですね。見逃しました。口惜しいです。

「ブラザーズグリム」のプロモーションのとき、監督が彼らの番組に出演しているのを何気なく見ていたのですが、太田光が、テリーGが頬杖をついてうんざりするジェスチャーをするほど(その様子はまことに可愛らしかったです)、熱く熱く彼について独り延々と語っていて、なんだか感動したのを覚えています。
(ちなみにそのときは、パイソンについて何も知りませんでした。のでぼんやりと画面を見ていただけでした。今考えると、録画しなかった自分が歯噛みするほど忌々しいです)
あれは愛と呼んでもよいのでは? と思います。

それから、テリーG監督の髪型ですが、あれは「Mullet」と言われるものですよね! しかも後ろ髪を結わえているのは「Rat tails」と愛らしく呼ばれるものらしいです。
今Mulletをしている人を私はU2のボノとテリーGしか知りません。

ところで、もうご存知かもしれませんが、YouTubeというサイトに、パイソンメンバーが登場するIndustrial filmの動画がいくつかUPされていて、画質の悪さを堪えて必死で見ています。読めもしない洋書まで購入してしまいました。どんどん深みにはまっていっているようです。

Posted by: リタ | 19 April 2006 at 20:20

★ リタさん
監督と太田との愛は、すでに危うい一線を越えているのではないかとわたしはにらんでいます。「グリム」来日のときに、太田からプレゼントされたTシャツを広げ、「わあありがとう、早速着てみていいかな」とにこやかに微笑みつつ、おもむろにそれを、足から履こうとするギリアム。違うだろうが大監督!、とかつっこむ太田。あのタマシイでひびき合っているかのようなすばらしいタイミング、国籍や言語の障壁とともに、あれは何かを越えているとしか。

それから監督の髪型がマレットであったということには、上が短すぎるのと後ろが長すぎるのとで、うっかり気がついていませんでした。いずれにせよファンキーなじいさんですね。でも50年間いつ見ても同じ髪形であるジョンの専門の目には、そのファンキーさは非常に新鮮にうつります。アメリカ人なのですね、やはり。

もっともジョンが半世紀間同一髪型なのは、あれはその、いわゆるひとつの、植毛であるという事実も関与しているのでありまして。植毛なのに後頭部の守りがいまいち徹底していないという指摘は甘んじてお受けいたします。でもそれも実はジョン専心をゆさぶる点のひとつです。そのほかにもゆさぶられ点はいろいろあります。

パイソンの産業フィルムというと、ヲタ間では「豆」とか「歯磨」という符丁で呼ばれているアレですね。
まだパイソン初期でいきなりコアなものにさらされていると存じますが、どうぞさらにお分け入りください。タノシイですよ。ふふ。

Posted by: akko | 21 April 2006 at 13:16

レスありがとうございます>Akkoさん

監督と太田のそのエピソードは、尋常じゃないと思います。やっぱり愛ですね。主に太田光の愛がすべての壁をぶち抜いて、監督に届いたんですね。ああ、でも私もテリーG監督のボケに思い切り身体ごと突っ込んでみたいです。その後罵倒されてもいいです。むしろそっちの方がいろいろ満たされます。

植毛……!
植毛なのですか!? 
常々ジョンの髪型が変わらないことについては、素朴な疑問を感じていましたが、植毛だなんて全く考えていませんでした……何故か軽くショックです。ジョンがそんな……。そういえば黒髪の頃と比べると増えているような……でも後ろ頭は自然な感じですよね。
……ちょっとの間考えてみたのですが、何故かはわかりませんでした。私ごときの凡人に、彼の意図を計ることはたぶん不可能です。

「歯磨」はわかるのですが「豆」がまだ何のことだかわかりません。ああ、わからないことだらけです。知れば知るほど疑問が増えていく感じで、完全に泥沼に足を取られたようで、でもなんだかその不自由さが心地よいです。たまりません。

Posted by: リタ | 24 April 2006 at 00:15

★ リタさん
> むしろそっちの方がいろいろ満たされます
わはははは、御意。ずっと前のジョン公式サイトでのチャットで、場に流れていた話題に関しジョンが「F**king」と書いたのを、誰かが自分への個人的な言葉だと誤読し、そしてそれがものすごく嬉かったらしく、「うわわああいジョン・クリーズがぼくにファックと言ったよーううわあーい」と、そのあとしばらくうわごとのようにつぶやき続けていたことを思い出しました。わたしは「なんだよこいつ勝手に勘違いして、頼むからもう騒ぐのをやめてくれその勘違いが物凄くうらやましいから」と思いました。

> 植毛問題
こっちではわりと知られていることのようですし、Cleese Encounters にも書いてありましたし、本人もあちこちでしゃべっているので、本人的にも別に隠したいことではないようです。フライング・サーカス時代にすでに、ロケのスケッチでは風が吹いたりするとかなりすてきにアレな状態になっていたジョンさんは、30代なかばでもう生え際に植えたりしていたようで(ブライアンのドキュメンタリーで、「ほらこのへんだよ」とすてきなオデコを見せてくれる)、知った当初はさすがに「ああそうだったんだあ…」としばらく遠い目をして生きる日々でしたが、しかしわたしはそういうとこもまとめて面倒見る覚悟のジョン専なのです。くるならどんと来い植毛ジョン。

しかしあれは何故年とともに白髪になるのかということがよくわかりません。まめに植え替えているのだろうか。やったことないのでわかりませんが、そういうことができるもんなんだろうかあれは。それから、やはり後頭部のステキな守りの甘さが気になるのであって、ジョン・金の亡者・クリーズさんのことだから前だけ植えたら金が続かなくなったわけでもないだろうし。それって画竜点睛を欠くというか、それともそれはなにかジョン的な、ある強固なポリシーに基づいた頭髪表現なのでそれはやはり凡人には理解しがたいのか。いやもう考えると夜も眠れません。あとわたしは個人的に、ジョンが50年間時計を右腕にはめていることがなんか気になります。

「豆」はバーズアイ社の冷凍豆に関する産業フィルムで、要領としては「歯磨」と同じです。わたしはざらざらの画像で両方とも見たことがありますが(Yさんそのせつはどうもありがとうございました)、なかなかみんな楽しそうでよいと思いました。

それにしても、あっという間にレア・コア・ヲタ画像がたやすく見られる YouTubeの出現は、わたしのヲタとしてのIDをけっこうぐらぐらゆさぶってくれています。これについてはまた改めて書くことがあるかもしれません。

Posted by: akko | 24 April 2006 at 13:33

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