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03 March 2006

03MAR : オスカー、ワンダ、ロンドンスパマロット

時期がらここで、まずオスカー話題をひとつ。
ワンダがいろいろノミネートされていた1988年度、すなわち1989年の3月に行なわれたオスカー授賞式をご覧になったことはおありでしょうか。
わたしは一度だけ見たことがあります。
客席にはケビン・クラインがフィービー・ケイツと座っていて、その斜め後ろにジョンがいるんですが
(このころは2番目の奥さんとの離婚でごたごたしていて、だからジョンは上のお嬢さんと一緒に来ている)、
助演男優賞でケビンの名前が呼ばれた瞬間、ジョンが本っ当に嬉しそうな顔で大喜びしているのが見えるのです。「イエーイ」と叫ばんばかりの表情で、いや、あれは本当に叫んでいるに違いない。わたしは一応ヲタクなのでいろいろあさっていますが、あれほど感情を表に出しているジョンはほかに見たことがありません。ケビンが授賞したこととともにかなり感動的な一瞬であり、ジョン専ならその一瞬だけでドンブリメシ3杯はいけると思われます。

ちなみに助演男優賞のプレゼンターはマイケル・ケインとロジャー・ムーアでした。ケイン先生、あーた、自分がノミネートされててもなかなかオスカーに来ないことで有名なのに何をやってるんですか一体。しかし要するに、「この助演男優賞は英国勢が勝つよ」ということがふたりが現れた瞬間にわかってしまう仕掛けになっていて、ケビンもオスカー像をにぎりしめて、「なんでこの会場に今晩は妙にイギリス人がいっぱいいるんだ。怖いなあ」とスピーチの冒頭にまず言っています。


さてロンドンスパマロットのチケット発売日2月21日について。
事前に数本の電話をかけた結果、どうやら当日は発売現場でそういうことがあるらしいということを感知していたわたくしは、キリギリス現場主義にのっとり、会社を半休することにしていました。当ブログ初期のキリギリス三原則「キリギリスはそこに行かねばならない」は、いまだにきびしくジョン専の行動を縛っているのです。

ところが、
その前日の夜にアクマ、もとい上司から電話が。
「あのさー、ちょっと急ぎの確認事項があるんだけどさー、日本人ほかにいないんだよね、あんた明日の朝ちょっと来てくんない?きゃきゃきゃ」
わたしは受話器を握りしめ、会社に忠誠を誓ってしまう古いサムライ日本人体質を呪いつつ、「ひゃい、まいりましゅ」と泣きながら答えました。

その次の朝光の速さで仕事を終えて、終わると同時に後も見ずに駅に走り、電車に飛び乗り「ちくそう早く走りやがれこのイギリスの芋電車あ」と叫びながら座席で足踏みしつつ、キングスクロス駅では三歩で地下鉄に乗り換え、レスター・スクエア駅では見上げるように長いエスカレーターを五秒で駆けあがり、氷雨の地上を疾風のように駆け抜けてパレスシアター前にたどり着いたら、





すべてが終わってました(泣)。時刻は午後1時半。





装飾会社のおじさんたちが、「やれやれ終わったよこのクソ寒いのによう」という表情で、まるで個人的恨みをはらしているかのように、スパマロット関係のタテカンやプラカードなどの販促用品を、横付けにしたトラックに「どりゃーうおりゃー」とばさばさ投げこんでいました。

そのわきで灰色のロンドンの空に響き渡る日本語慟哭、





エリックうううぐうああああ

(泣)(泣)(泣)(泣)

(泣)(泣)(号泣)






エリックというつかまえにくい人をつかまえそこなったこれでいまだに夢に見てうなされるコンサート・フォー・ジョージのパイソンズ@尻見逃し事件についで悪夢が更新されてしまったもうだめだわたしの人生はお先真っ暗だ絶望だ夢も希望も消えた今ここで首吊って死のう。と思いましたが、とりあえず生きることにしました、チケット買ったから。いいんですそれだけで。それに、2月26日にリンクを張ったBBC記事でのエリックの言によると、スパマロットの収益はどうやらパイソンズのみなさんに還元されているらしいではないですか(もちろん一番儲けているのはエリックなんでしょうが)。ということはつまり、チケットを買う→収益はパイソンズのみなさんに分配される→そして彼らの生活費の足しになる→てことはチケットを買うことによりわたしが彼らを養っていると言っていい→つまりわたしはパイソンズを囲っているようなもんだ。いやあ、パイソンズのみなさんを囲うとはなんて局地的にゴージャスなんだ。まるで電波なお花畑に遊んでいるかのようにうれしい。だから見逃したって口惜しくなんかないのです。そのような事実はありません。存在しないのです。ないったらない!(泣)(泣)(泣)

しかしまじめな話。
実は、
もし一回だけスパマロットを見に行くとしたら、
わたしはロンドンではなくニューヨークかラスベガスを選ぶでしょう。
その理由はまた次回に。
ともっと無駄に引っぱってみる。

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