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24 January 2006

24JAN : アーサー王の帰還

スパマロットの今年秋からのロンドンウェストエンド上演が正式決定したそうです。→★★★

10月2日からパレスシアターにて、そしてチケット発売は2月21日。
キャストは不明だけれどもこれはもう、
死んでも行く。
いや死んだら行けないから死なない。
なのでせいぜいそれまでなるべく
死なないように、殺されないように、殺さないように
気をつけていようと思います。

いや、死んだり殺されたりしたら行けないのはもちろん、
人を殺しておいて牢屋のなかから
「すみませんチケット持ってるんでパイソン行かせて下さい」
と頼んでみてもあまり行かせてはもらえないだろうなあという
気がするわけで。

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20 January 2006

20JAN : ニューヨークとスパマロットな夜

昨夜シューバート・シアターでスパマロットを観ました。これで3回目です。
(終了後出待ちで出会ったサー・ロビンのデイヴィッド・ハイド・ピアースさんにそう言ったら、『なに?きみ、それは少し多すぎるんじゃないのか』とツッコまれました。)

タイムズスクウェアの真ん中(と、あとダウンタウンにもひとつ)に『TKTS』というブロードウェイ当日残席券半額さばき所がありまして、今はオフシーズンであるせいか、現在かかっている芝居はどれでも選び放題状態になっています。もちろんよりごのみのできない半額券なので、与えられるのはしょーもない席である可能性もありますが、ときに大当たりが出ることもあるわけで、おかげでわたくしは、こないだスパマロットを蹴落として主要トニー賞をごっそり取っていった『ザ・ライト・イン・ザ・ピアッツァ』を、半額しかしリンカーン・センターのたいへんよい席で見てしまいました。いや『素晴らしい』という言葉が陳腐に聞こえるほど素晴らしい芝居でした。場内に足を踏み入れた瞬間から、そこに据えられているフィレンツェの街を模した美術があまりに美しいのでヤラレました。役者さんも美男美女で鍛えられてるのなんの、音楽一流のなんの、また音響が良いのなんのリンカーンセンター。こういう人材や設備の厚みではロンドンはかなわん。ココロに染み入るような数時間でした。

で、
この『ピアッツァ』の優雅に完成している高みに比べると、スパマロット(というか、他の芝居もほぼすべて)は『若い』という感じがするのは否めないのであって、ピアッツァが審査員の票を集めてトニーを取ったのがよーくわかる。凄くよくわかるんだが、しかし、スパマロットは楽しいのです。ベストミュージカル賞がスパマロットに行った理由は、見ればわかる。ピアッツアに来ていたのはほぼ全員身なりのよいおじ(い)さまおば(あ)さまでしたが、スパマロットはそういう層のほかにもジーンズはいたワコウド、昔はロックンロールだったんだけど今は家族と家のローンが、というような大人たち、今でもばりばりロックンロールだぜイエイ、な大人たち、そういう両親に連れられてきたコドモたち、それから分別不可能な老若男女、とにかくそういう人間たちがひとかたまりになってパイソンの芝居を見にきている。そして空飛ぶウシに笑いころげている。合唱が起こったりもする(♪オールウェイズ)。気分はほとんどロッキー・ホラー・ショウ。そうか、だからティム・カリーだったのか。もう楽しいのなんの、これだけで冬の北大西洋を抜き手で泳いで来た甲斐があるというものです。

改めて見るとハンク・アザリアがすごくうまい。あとやっぱり、『先生!アイドル君がサー・ロビン君をヒイキしてまーす!』と思わずちくりたくなるロビン寄りの展開。アーサー王はティム・カリーのほうが良かったし湖の淑女はサラ・ラミレズでいてほしかった。でも、クリスチャン・『無駄美』・ボールのハーバート王子がオリジナルを越えて爆発していて最高で、この方を見逃したトニー賞の中の人たちの目はフシアナに違いないと思いました。

それから他にも『ペテン師とサギ師』舞台のジョナサン・プライスのはじけぶりがすごかったとか(こないだまではジョン・リスゴーが演っていたはず)、テレビ・ラジオ博物館でまた発見物件があったとか色々あるのですが、それはまた後日改めます。

なお、スパマロットはブロードウェイのウルトラプラチナチケットと化しているせいか、券がTKTSにまったくまわってきていません。お出かけの際は必ず前売りを、しかも数か月前のご購入をお勧めもうしあげます。時間がないときには信用できるブローカー(というか、洗練されたダフ屋)を使うのも手ですが、券面額の3倍は覚悟したほうがよいようです。

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18 January 2006

18JAN : 地球とマイケル続報

ニューヨークからちょっと離れて、14日のザ・タイムズ紙のマイケル記事の続きです。
国民的いい人のマイケル・ペイリンをそんなふうに扱って、こらただでは済まないよ保守新聞、と思っていたら、案の定若干反響が起こっています。

まずトラベル・ファウンデーションなる組織の見解。1月18日の二つめの記事です。
トラベル・ファウンデーションがどういう組織なのかはよくわからないのですが、文脈からして、トランスポート2000よりひとつ上の、エコ旅をめざす人々と団体を束ねているところのように見えます。一応マイケルを擁護しようとするものの、やはりトランスポート2000の顔も立てなければならないようで、なんかちょっと苦しい理屈になっています。

そして読者からの反論3通
わたしは2通目の、憤懣やるかたなしという勢いが行間にかいま見えるヘレン・バーンズさんのものが好きです。きっと熱心なマイケルファンなんだろうなあ。

ある新聞記事に読者や関係者が反論するのはごく普通のことですが、これはちょっと面白い。わたし個人は、環境は保護されるべきと信じ、地球温暖化を深く憂えるものではありますが、それはそれとして、ヘレン・バーンズさんの結論にこっそり賛成したりなんかしています。

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17 January 2006

17JAN : お詫びと訂正と反省の行きつく先

1月11日ぶんにおいて、とんでもないお手つきをこいてしまったことが発覚しました。
同日に話題にしたエルトン・ジョン卿の白無垢は、コラです。ABC振興会様の記事を誤読しすっかり本気にとってしまいました。
申し訳ございません。
いいかげんいい年した大人なのに文章ひとつ読めないみずからの致らなさを大いに恥じいり、もうその場にいたたまれず外に出て、情けなさのあまり夕日に向かって自分のバカヤローと叫んで走り、そのまま脇目もふらず時速127kmでびゅーと進み続け、海につきあたったところでザンブと飛び込み、抜き手を切ってざばざば泳ぎに泳ぎ続けた挙句、

今ニューヨークにおります。

いや本当なんです。
極寒マイナス5度のタイムズスクウェアの真ん中に立ち尽くし、バニラスカイのトム・クルーズ状態で呆然としております。でもわたしはトム・クルーズではなく、これは映画でもないので、立ち尽くしたらあっという間にイエローキャブにはねとばされます。

いや、どうすれば自分がここにいることを証明できるかと今あれこれ考えてみたのですが、ブログだとけっこうそれは難しい。とりあえず、『メジャーならともかくこんな辺鄙なブログで嘘をついてもしょーがない』ということで理解頂ければ幸いです。妙な理屈ですが。

さて、
わたしがニューヨークにいる以上やることはとりあえず『あれ』ですが、その『あれ』がいかにアレだったかはについてはまた後程改めます。それからレスをおつけしていない方々、誠に申し訳ありませんがどうぞ今しばらくお待ちのほどを。

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14 January 2006

14JAN : 地球とマイケル

今朝、かの保守系王道「ザ・タイムズ」紙の一面にマイケルを発見。

そしてそこにあったのはあんまり明るいニュースではありませんでした。

マイケルは現在環境保護と公共の輸送を考える団体「トランスポート2000」の会長をつとめていますが、しかし最近のマイケルのイメージと団体の理念とが食い違っていると指摘する声が内部からあがっており、よってその座を追われるかもしれない、のだそうです。
会長ご近影です → 

その指摘の理由。
「トランスポート2000は、飛行機を環境に悪影響を与える移動手段とみなし、近年の飛行機便数の増加に対し反対の立場を取っている。しかしタイムズ紙は、マイケル・ペイリンがその団体の『顔』としてはふさわしくない、と感じている役員が内部にいる事実を把握している。確かにテレビの画面上では、彼はラクダや犬ぞりや気球などを利用している。しかし、例えば『ヒマラヤ』を制作するために、彼はロンドンとアジアを7往復している。その移動により排出された二酸化炭素は24トンにのぼり、これは平均的な車1台が1年間に排出する量の12倍にあたる。」

マイケルは、最近出席した環境会議においてこう発言していたそうです。
「政府がいろいろ運動するよりも、自分が口にしている食べ物や、放りこまれている衛生環境や、高山の中腹で襲ってくる咳の発作などをご覧頂くことのほうがよっぽど人々を『家から出るもんか』という気分にしてあげられると確信していますので、今後も旅のドキュメンタリーは制作する予定です。」

わたしは上記を読んでかなり笑いましたが、そこにタイムズのツッコミが。
「しかし実際には、ペイリンの言動は人々に大きな影響を与えている。旅行業界では、彼がどこかに行くたびにその場所への旅行の予約が殺到することを、『ペイリン効果』と呼びならわしているほどである。特殊な地域への旅行を取り扱うある旅行会社によれば、彼がマチュピチュを訪れた直後、ペルーへの旅行の需要が3倍に増加したという。また英国旅行会社協会は、一般の人々のあいだにそのような秘境への旅行が増える傾向にあるとすれば、その原因はペイリンの活動にほかならないと述べている。」

「先だってペイリンが『トランスポート2000』のアニュアル・レポートに寄せた前文からは、『人間には "飛ぶ権利" がある』 という箇所が削除された。トランスポート2000の創設者であり環境に安全な輸送手段の研究家でもあるマイヤー・ヒルマンは、『マイケルは素敵な人だが、飛行機を多用するということはこの地位に就いているものが与えるイメージとしてふさわしいとは言えない。会長は率先してよい例を示さねばならないのであり、その地位をわきまえるべきだ。』 ペイリンは昨年、新しい年の目標として、今後はヨーロッパからは外に出ないと宣言した。しかしその6週間後には、彼はサンフランシスコに飛んでいたのだ。」

この件に関して、タイムズ紙の昨日付けの質問には対してマイケル側からは「何も返答はなかった。」

記事本文はこちら。

えー、なんというか、うまく言えませんが、この議論の展開にそこはかとなく納得がいかない感じをおぼえるのはわたしだけでしょうか。ひこうきを多用することが「トランスポート2000」という団体の理念に沿わないというのなら、外部の人間はそれにはとやかく言えない。けれど同じ事実は、「トランスポート2000はこういうことを言っているけれど、でもペイリンのこういう行動が航空会社と旅行業界とみなさまのBBCとマイケルカバンを生産するカバン業界とアサクサのドゼウ屋の発展に大きく貢献しているので、業界の人間はみな『どうもありがとうございますマイケル様』と嬉し涙にくれております」とだって書いていいわけです。しかもこういういけずな記事を書いたうえ、写真をわざわざ一面に載せてくれるあたりがなんかとっても保守系新聞。

しかしこのまま「マイケル対環境団体」と続けると、そのうち「ではそもそも環境保護って何なのよ」というやや敏感なテーマに踏みこむことになり、英国におけるクジラ話よりもおそらくわたくしの手には余ります。というか、その微妙な問題を語れるようなあたまをわたしは持ち合わせていないというか。なので、環境問題に関する自分の態度としてとりあえずわたくしは、自分はおそらく今流行りだからとプリウスを買う種の人間ではないだろう、と申し上げるにとどめておこうと思います。何故ならば、わたくしは、2015年にミスター・フュージョンが現れる瞬間を1989年からじっと待ち続けているからです。と話を変な方向にそらして終わってみる。


■付記■
ザ・タイムズさん。一番上の新聞紙面、「幼児性愛前科保持者」がどうのこうのというでかい見出しの横に「ペイリン、キャリアの危機か?」と書いてマイケルの写真を並べるのはどうかやめてください。

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11 January 2006

11JAN : 幸せなグレアムの仮定

やや旧聞に属しますが、先日英国では同性同士での「結婚」が正式に認められました。
わたしは美術をほんのちょっとかじったりしているのですが、この国で美術なんかやってると、まわりにいる殿方は全員ゲイであると言っても過言ではありません。(そして往々にして、かれらの感性はわたしのような軟弱な婦女子よりもよほど鋭く美しいのです。)
なのでこのニュースにはけっこう「今さら」感を感じたのですが、とりあえず、軟弱な婦女子では想像がつかないほどいまだにいろいろ荒野を歩かされているゲイの方々には心から、「よかったね」と申し上げます。

で、
かぜさんも12月初旬に掲示板で言及されていましたが、この報道を耳にしたとき、わたしが一番先に考えたのが

「グレアムが生きていればなー」

ということでした。
以前BBCでの「いかにこの国でゲイの人々が辛酸をなめさせられてきたか」というドキュメンタリーをなにげなく眺めていたら、ふと70年代なかばのグレアムが画面に現れ、「当時その運動に積極的に動き公共の電波上でカミングアウトしていたなかのひとりがグレアム・チャップマンである」とかなんとか解説がつき、そのとおり何かのトーク番組で真剣にそういうことを語っている映像が続き、うわあ録画録画テープテエエプゥ!と泡吹いているうちに話題が次の時代に行って終わってしまいました。でもそのときに垣間見た、パイソン時とは全然違っていた顔つきのあのグレアムを思い出すにつけ、ちくそう、時代!てめえちょっと遅いんだよ、なんでもっと早く来なかったんだよあそしたらグレアムも違った人生だったかもしれないのによう、となんかものすごくくやしいのです。

さて、同性婚が認められたとたんに大喜びで結婚したのがエルトン・ジョン卿です。これはかなり大きく報道されていたのでご存知の方も多いと思います。
新聞やTVなど一般メディアにに出回ったのが、会場ウィンザーギルドホール前での、カレシとのこういうツーショットでして。

うれしそうですエルトン卿。


ところが。

かのABC振興会さまに、このうれしそうな光景の後、内部で何が起こっていたかというパパラッチ写真が。→★★★


あの顔で
白無垢まとうか
エルトンジョン卿。
字余り。


いやエルトン卿はずっと昔からとんでもねえカッコをしてなんぼ、な方でしたが、わたし的には、かれの生涯を通じて、これが一番インパクトでかかったです。特に人目にさらされない(はずの)プライヴェートの(はずの)場で白無垢をまとっていたということは、これはポーズではなく、本気だったんだと。エルトンおじさまは、本気でそういうものをまといたかったんだ、と。カレシであるファーニッシュさんとの間では、エルトンおじさまのほうがこういうものをまとう立場なんだと。
もうこの世界はやはり軟弱な婦女子では想像いたしかねます。

それでですね。
これを目にしたわたしは正直こう思わざるを得ないのです。

では、グレアムが仮に今生きていたとして、そして幸せにデイヴィッド・シャーロックさんと挙式をあげたとして、

どっちがこういうものをまとう立場なのかなあ、と。


後の議論はグレアムファンのみなさまにお譲り申し上げることにして、わたしは時速127kmでこの場から去ることにさせて頂ければ幸いです。さようならごきげんよう。あとはどうにでも好きにしてください。

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08 January 2006

08JAN : 書評が出た

産経新聞に本日1月8日付で「パイソン正伝」の書評が出ているようです。
とりいそぎこちらです。
ありがたいお話です。

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04 January 2006

04JAN : ザ・ラスト・ラーフ・イズ・オン・ユーの続き

2日の続きです。
チャンネル4さんはこのような「○○な○○ベスト50」を募って決めるのが実に好きで、コメディ関係だけでもこれまでに「一般投票による一番面白いスケッチベスト50」(1位がリトル・ブリテンで2位が「オウム」)、「一般投票による一番印象的なキャラクター」(1位がホーマー・シンプソンで2位がバジル・フォルティ)、「英コメディ業界人によるベストコメディアン50」(1位がピーター・クックで2位がジョン・クリーズ)、「英米コメディ業界人によるベストシットコム50」(1位がフレイジャーで2位がフォルティ・タワーズ)、今思い出せるものでもこれだけあります。探せばもっとあるはずですし、そのほかに映画や音楽関係でもいろんな定義のベストもんがCH4的基準でどんどん決められています。以前その一環として「グレイテスト映画100本」で投票を募ったら、一般にグレイテストと言われているはずの映画(例「市民ケーン」)ではなく、CH4では「スター・ウォーズ」が1位になった、ってんでちょっとした騒ぎになりニュース種になったりしてました。

で、そういうベストもの番組、つまり映画やドラマなどの切り貼りと人のコメントで3時間を埋めるということをくり返すCH4の姿勢に批判はもちろんありますが、しかし、それが結構面白い。地上波は相変わらずBBC2局と民放2局という一時期の富山県のような環境におかれている英国において、CH4さんが、みなさまのBBCでも開局50年というITVでもないオルタナな視点を地上波に持ちこもうとして試みているのが、かなりはっきりとわかるからです。その試みが好きかどうかは別にしても。

で、
2日でとりあげた「ベストコメディ50」ですが、順位はこんなん出ています。全部とりあえず原題で並べちゃいます。

50. The Producers, 1968
49. Carry On Cleo, 1964
48. Bridget Jones' Diary, 2001
47. National Lampoon's Animal House, 1978
46. The Princess Bride, 1987
45. Kingpin, 1996
44. Beverly Hills Cop, 1984
43. The Ladykillers, 1955
42. Police Academy, 1984
41. Bill And Ted's Excellent Adventure, 1988
40. Duck Soup, 1933
39. Team America, 2004
38. A Shot In The Dark, 1964
37. Stir Crazy, 1980
36. Four Weddings And A Funeral, 1993
35. Trading Places, 1983
34. The Odd Couple, 1968
33. Planes, Trains And Automobiles, 1987
32. The Full Monty, 1997
31. School Of Rock, 2003
30. Best In Show, 2000
29. Dr Strangelove Or: How I Learned To Stop Worrying And Love The Bomb, 1963
28. When Harry Met Sally, 1989
27. The Jerk, 1979
26. Ferris Bueller's Day Off, 1986
25. Gregory's Girl, 1980
24. Ghostbusters, 1984
23. A Fish Called Wanda, 1988
22. M*A*S*H, 1970
21. Withnail & I, 1987
20. Young Frankenstein, 1974
19. Clerks, 1994
18. Meet The Parents, 2000
17. Dumb And Dumber, 1994
16. Some Like It Hot, 1959
15. Wayne's World, 1992
14. The Naked Gun, 1988
13. Groundhog Day, 1993
12. Blues Brothers, 1980
11. Annie Hall, 1977
10. This Is Spinal Tap, 1984
9. There's Something About Mary, 1998
8. Blazing Saddles, 1974
7. American Pie, 1999
6. Monty Python And The Holy Grail, 1975
5. South Park: Bigger, Longer & Uncut, 1999
4. Austin Powers: International Man Of Mystery, 1997
3. Shaun Of The Dead, 2004
2. Airplane!, 1980
1. Monty Python's Life Of Brian, 1979


「あなたにとって一番面白いコメディ映画は何ですか」と問われ、このような異なる50の答えを返したCH4視聴者のみなさんを、わたしはひとりひとり問い詰めてまわりたい。政治的に正しい「一番面白いコメディ映画」であるはずの「お熱いのがお好き」が16位、マルクス兄弟は40位、「卒業」や「アパートの鍵貸します」に至っては入ってすらいません。それに対して、「面白いコメディ」としてポリス・アカデミーやファレリー兄弟ものを選ぶ人がいるのがCH4です。あと、メル・ブルックス関係が多いのが印象に残りました。

で、
そんなオルタナCH4の投票だし、今回はブライアンが10位以内に入ればいいかな、ホリグレは30位代くらいか、と思いつつ見ていたら。
あたしゃたまげました。なんて強いんだパイソン。クラシックとかオルタナとか、そういう境界線をあの人たちはすでにはるかに超えている。

もっとも他の47本(「ワンダ」も除く)を見て、そしてパイソン映画をくらべて見て思いました。やはり、人間が6人いて、その人たちが全員コメディが書けて、演技も監督も美術も自分たちでまかなうことができた、というのは、「奇跡」とまではいかずとも、浮木に頭つっこんだ盲亀が6匹同時に揃うくらいすごいことだったのだ、と。パイソンズ偉い。ちなみにコメントには、マイケルとテリGとそしてキャロルが引っぱりだされてきていました。

そのほかにもこのリストには、酒でも飲みつつこれ見ながらしゃべったら一晩中続くぞと思う点がいろいろありますが(いかがでしょうDonald Macさん)、とりあえず、ひそかなスティーブ・マーティンファンとしては、「花嫁のパパ」とかではなくシブイ「天国から落ちた男」が入ったので嬉しい。(でも一番好きなのは「奇跡を呼ぶ男」です。)それから、「ショーン・オブ・ザ・デッド」が3位に入ってすばらしい。脚本・主演のサイモン・ペッグ、名前を覚えておいて絶対損はありません。この人がつくるものはどれもみな感覚が新しく、それでいてすごく英国くさくてブラックで、痛快です。

あと実は。
わたしがひそかに楽しみ、というか、気合いを入れていたことが。
現代の人々が投票して、
「フォー・ウェディングス」と「ワンダ」ではどちらが上になるんだろう。と。

「一番面白い英コメディ映画」として、「一番売れたから」という理由でよく名前が挙がるのが「フォー・ウェディングス」です。でもそれまでは、一番売れた英コメディは「ワンダ」だったのです。で、ジョンが「フォー・ウェディングス」が嫌いだと言った、という話をずっと前に聞いたことがありまして。思わず、「そりゃそうだろうなあ」とつぶやきました。それにリチャード・カーティスの映画は、ジョンやパイソン系のユーモアなんてまるでこの世に存在しないがごとく振舞っているからなあ。でもいつもいい男が出てるな。それは間違いないな。「ブリジット・ジョーンズ」で、自分をめぐってヒュー様とコリン様が殴りあいのケンカをするなんて、確かにブリジット世代の女の理想郷だなあうんうん(深くうなずく)。あ、いや、それはつまり、それに対してパイソン映画にはいい男が出ていないという意味では決してなく、いやパイソンのみなさんはいい人たちですよ、あー、えーとその、この問題は以前にも一度拙日記で論じられたことがありますが、結局論じれば論じるほどわれわれは墓穴を深く掘るばかりである、という結論が出たのみであり。

えー閑話休題。
つまりこの勝負、ヒュー・グラント対ジョン・クリーズ、ヒュー・グラント対ジョン・クリーズ、ぱんつを頭にかぶってジョン・クリーズの勝ち。ちなみに「フル・モンティ」よりも上だったのでかなり嬉しい。

しかし納得がいかないものももちろんありまして。30位の「ベスト・イン・ショウ」、確かに面白い映画でしたが、何故ここに入っているのかが正直言ってよくわかりません。それと、「どうしてここに入っていないんだウリャー」と暴れたくなったのが、「マーズ・アタックス!」と「ザ・サンシャイン・ボーイズ」と「ヒズ・ガール・フライデー」です。「ザ・プロデューサーズ」も、もし新作映画が公開されていなかったらたぶんここには入っていなかったわけで、そう考えると思わずわたしは、このような答えを出したCH4視聴者のみなさんをひとりひとり問い詰めてまわる旅に出かけたくなります。

とりあえず、今回もCH4はニュース種になりました。ジョンがラヴリーです。→★★★

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02 January 2006

02JAN : ザ・ラスト・ラーフ・イズ・オン・ユー

あけましておめでとうございました。今年もこれまでのようにうわごとのようなつぶやきを不定期につづり続ける所存でおりますので、全宇宙13人のジョン専のみなさまにおかれましてもどうぞ適当におつき合い下さいませ。

さて、年末年始コメディ関係のなかでもかなり楽しみにしていたのが、CH4がかねてから一般投票を募っていた「グレイテストコメディ映画50本」でした。
その結果が昨夜ニューイヤーの夜に放送されました。
こんなん出ました。
わたしは驚愕しました。
どう驚愕したか、また後で続きを書きますが、とりあえず、本当ーに強いのだこの人たちは。と思ったことだけ書き留めておきます。どうぞご覧ください。


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