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26 October 2005

26OCT : 正伝おぼえがきみたび

地球の裏から千葉に帰ってきました。夜、モルツーモルツーモルツーモルツー♪ と、もうおそらくかなり古いのであろう歌を口ずさみながら幸せにモルツを喫しつつ、ぱちとテレビをつけたら、そこにはいきなりカバンしょったマイケルが。ぶうとアワ吹きながらよく見ると、NHKBSで「サハラ」の真っ最中でして、NHKの中の人はいい人に違いないので受信料なんかどんどん払いましょう。実はわたしは道中ヴァージン航空機内でも「ヒマラヤ」をずーっと見ていたのでありまして、どうやらわたしはかなりマイケル運にめぐまれているようです。

ところで今、正伝まとめ頁で名言集を作ろうとしています。
とりあえず自分が翻訳人だという事実は忘れて、好きなものを以下に列挙します。

(なお宮沢章夫先生が言及された、
「最初にガンビーを演ったのは私だ」

「パレスチナでパイソンは売れるだろうか?」
は、
謹んで別枠別格としてエントリー決定済みです。)

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「学校で集会があり、誰かが前に立って話を始めたとする。そういうときぼくはつい、『今この瞬間に、丸裸の人がワイヤーで吊られて舞台にぶらーんと現れたら何が起こるだろう?』とか、『今あの人のところに走っていって、鼻や耳にバナナを詰めたらどうなるだろう?』と考えずにはいられなかった」
マイケル・ペイリン

「いやあママ、これこそ僕の人格形成における幼少期の重要な要素に違いないんだよ、うわああああ!」
グレアム・チャップマン

「にぎやかなアメリカ人だった。ちなみにそのとき、一番まわりにいてほしくなかったのがにぎやかなアメリカ人だった」
マイケル・ペイリン

「ぼくは23歳になった。そして『ザ・フロスト・レポート』に出ている。なんてクールなんだ」
エリック・アイドル

「彼は自転車に乗れなかったが、仕方がない、なにしろまだ25歳なのだ」
グレアム・チャップマン

「すると兄は、『なんて売れなさそうなタイトルだ』と言った」
テリー・ジョーンズ

「それは地表において他に例を見ない完全に純粋な唯一の存在だった。ぼくらはしがらみから切り離されて存在していた。ぼくらは寄り集まって、完璧にキチガイじみたひとりの人格を形成していた。ひとりひとりもそれぞれ個性豊かに気が狂っていた。しかしひとつにまとまると、ぼくらは美しく調和したひとつのキチガイ人格になった」
エリック・アイドル

「そこにあったのは信じられないくらいの開放感、縛っていたものをふりほどく充実感、そしてすべてが可能であるという予感だ」
ジョン・クリーズ

「カンディンスキーと表現主義の画家50人を自転車に乗せてラウンダバウトを回らせたいと言えば、それは実現する。この自由をぼくたちははしたないまでに満喫していた」
マイケル・ペイリン

「僕たちはまたとない時代に居合わせた。BBCもまたとない状態のもとで運営されていた。もしあと5年後にずれていたら、パイソンは起こりえなかった。危ないところだった」
テリー・ギリアム

「いよいよ初めて観客の前に立つという日、始まる30分くらい前にジョンがやってきて、肩を叩いて励ましあったり大丈夫だがんばろうなどという言葉のかわりに言った。『ひょっとしたら我々は、世界初の、まったく笑えないコメディをつくってしまった可能性に気がついているか』」
マイケル・ペイリン

「燭台はヤギにすべきか羊にするべきかで、すさまじい戦いがくり広げられたことがある。我々は3対3に分かれて、『糞食らえ羊!羊なんてくだらん、ヤギ以外は許さん!』と罵りあい、目玉をほじくり合うような激論が戦わされた」
ジョン・クリーズ

「台詞を正しく言うと、スタジオの客が喜び思わず拍手をしてしまい、そのカットは撮り直しせねばならなくなり、しかしそのころにはまたバカのように台詞を忘れているから、次に正しく言えたときにはまた観客が拍手をしてしまう」
グレアム・チャップマン

「ライト・エンタテイメント部長のトム・スローンがイアンに電話をかけて、『あの番組をなんとかしなきゃならない。あれはぜんぜん面白くない。海から男が現れてイッツとか言っても面白くもなんともない』と言ったらしい」
テリー・ジョーンズ

「いいかよく聞け、我々はこれをもう長いことやっているのだ、ありとあらゆることを試してみたのだ、そして客の反応を観察して、何が一番面白いかという結論に達しているのだ。何か叫んでいるようだが、今のあんたの状態を鑑みるに、その言葉がこっちが達している結論より面白いということは確率学上まずあり得ない」
ジョン・クリーズ

「人の神経に障ることくらい、ぼくらにとって嬉しいことはない」
エリック・アイドル

「パイソンは見るものをはっきり左右に分けた。大好きになるか大嫌いになるかだ」
ジョン・クリーズ

「これが6人いることのいい点だ、何があってもひとりくらいは最後まで生き残っていられるだろう」
エリック・アイドル

「エルヴィスは『ナッジ・ナッジ』にならって、まわりの人を『旦那(スクアイヤ)』と呼んでいたらしい」
エリック・アイドル

「『ちくしょう勝手にしろ、しょせん手前の書いたスケッチだ、おれはそれを撮ろうとしてやってんだ、それがどんなに難しいのかわかってんのかバカヤロウ』と言い捨てて、僕はそこを離れ、もうこんな映画の監督なんかやめてやるとつぶやきながら草むらに寝っころがっていた」
テリー・ギリアム

「あの泥のシーンに関し、マイケルはまことに素晴らしい爆発ぶりを見せてくれた。あれは大変よいものだった」
ジョン・クリーズ

「ロニー・コーベットに怒られた。『なんて下品なんだ、コマーシャルに出たらそこの商品を侮辱してはいけない』。ぼくは思った。『何故いけないんだ?』」
エリック・アイドル

「建築のマネージャーが自分の車を直射日光から守るために小屋を作っていて、みんなそんなもんが大嫌いだったんだが、ある日どうしても我慢できなくなり、よってたかって分解して宇宙船の材料にしてしまった」
テリー・ギリアム

「そのアイディアとは、僕達と一緒にハリソン・パイソン・ツアーをやることで、そこでは普通じゃないこと、例えばワイヤーで吊られて客席の上を飛び回るとかそういうことをやるのだ、と発展してきたあたりでやや用心深く、『待ってくれジョージ』。ちょっと考えて、『それでジョン・クリーズをショウビジネスに呼び戻せるとはあまり思えないんだが』」
マイケル・ペイリン

「『ザ・コンプリート・モンティ・パイソンズ・ファン・ブック』に載っているパイソン・クイズをやってみる。非常に難しい問題ばかりで、全員でかかっても正解率は60%だった」
マイケル・ペイリン

「ある女性から手紙をもらった。モンティ・パイソンなる者どものひとりはホモセクシュアルであると聞いたとある。旧約聖書によると、もし男が他の男と生きようとしたら、石で打ち殺されるべきなんだそうだ。だからぼくは感謝して返事を書いた。『我々はそのひとりを発見し、ただちに表に引きずり出して石で打ち殺しました』」
エリック・アイドル*

「エリックが、現在のパイソンとはうち続くミーティング上の存在以外ではなくなりつつあることについて厳しく批判を始め、皆のことを資本主義者呼ばわりして、『どうしてかつて楽しくやっていたことをやれないんだ?どうして今こんなことをやっているんだ?』と叫ぶ」
マイケル・ペイリン

「その報酬は、同じことをやり続けることに対してしか支払われない」
ジョン・クリーズ

「『ジャバウォッキー』を撮り、本物の役者と仕事をしたら、これがとても愉快だった。本物の役者はぼくの言うことに従うからだ」
テリー・ギリアム

「グレアムの追悼会では『オールウェイズ・ルック・オン・ザ・ブライト・サイド・オブ・ライフ』を歌った。あれはぼくにとって世界で一番つらいことだった」
エリック・アイドル

「電話がきた。『医者はもうグレアムはここを出ることはないと言っている』。ぼくは叫んだ。『なんだ出られないってのは?入院費でも払えないのかっ?』」
テリー・ギリアム

「幼いころ母が教えてくれた。人を失う悲しみは、少なくとも2年間続くだろう。そして正しく悲しんだら、悲しみは終わり、ふたたび人生を取り戻すことができるのだと」
デイヴィッド・シャーロック

「今、モンティ・パイソンがある愛すべき愉快なコメディ集団になっていることにはちょっとしたショックを受ける。ぼくはいまだにその状態になじむことができない」
エリック・アイドル

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上記*印はエリックが得意とする話のようで、ほかのところで語られているのも見たことがありますが、ほかでもないグレアムがこの続きをつけているのを別の場所で目にしたことがあります。

「それは第3シリーズの終了直後のことだった。で、第4シリーズが始まってみると、ジョン・クリーズが画面に出てこない。その事実から、この女性がどのような結論を導き出したか、それはもはや誰にもわからない」

ところで、
今日ニュースを眺めていたら、三木谷という人が、「どうしてそれを買ってはいけないのか僕にはわからない」と言っていました。わたしは、前後の文脈はよくわからないまま「なんてエリックみたいなことを言う人なんだ」とつぶやきました。

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