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10 May 2005

10MAY : 騎士たちはトニーの杯をめざす

トニー賞のノミニーが発表されました。スパマロットが14部門で挙がったってんで、ちょっとしたニュース種になっています。もうほとんどタイタニック状態です。たいしたもんです。もっともタイタニックだと、ノミネートされただけで賞は取り逃すのでこのたとえはやめた方がいいと思います。

しかーし。
スパマ俳優群では、ミュージカル主演賞にティム・カリーとハンク・アザリア(おお主演だったのかランスロット)、助演賞にクリストファー・シーバー(デニス、ガラハッド、黒騎士、ハーバート王子の父ちゃん)とマイケル・マグラース(パッツィ、ハーバート王子の部屋の護衛2)の名前があるのに、デイヴィッド・ハイド・ピアースが落ちています。うわあなんてこった。いったいどういうことなんだもう大人なんて信じるもんか、と悲しみました。それからトニー賞の中の人には、ひとつのカテゴリにいち芝居から2人ノミネートするのはやめてもらいたいと思います。スパマ勢にはぜひとも勝ってほしいのですが、もし勝ってどっちかが取ったら、もう片方が落ちる。アメリカまたは英人である俳優さんが坂田明の名言「勝負は勝ち負けではない」を知っている可能性は低いですし、見るものにとってもキャッチ22よりも苦しいです。どうなることやら。発表は6月5日の由。いろいろと考えつつ待つことに致します。

ところで今回は選にもれてしまったけど、俳優群のひとりクリスチャン・ボールさんをここでちょっとよいしょ。左の黒髪の人です。ハーバート王子(と有名な歴史学者)役なのですが、率直に言って、ハーバートをやるには無駄なまでに美形です。こんなに美形なのに、ハーバートの白装束で「ぼくは歌いたいんだ〜♪」とか裏声でやるのを見るにつけ、アメリカも捨てたものではないと思いました。それから右の金髪の人は、ガラハッドおよび黒騎士等のシーバーさんです。これまた妙にカッコいい。大変声の良い人で、俳優群の中で一番歌がうまい。しかしこのカッコよくて歌のうまい人が、オーケストラとともに朗々と歌うガラハッドの持ち歌 The Song That Goes Like This (「こんなふうになりがちな歌」)は、ブロードウェイミュージカル史上で、おそらく一番意味のない歌です。その堂々たる金と手間と時間をかけた無意味ぶり。まったくアメリカもまだまだ捨てたものではないようです。

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