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27 December 2004

27DEC メリーお正月

とはいえもしわたくしが、「あんたが一番好きなスケッチって一体なんなのさ」と問われたとしたら

(すみません↓20日のつづきです)

それは実は直球ものでは全然なく、それどころかアストロ球団的に途方もないものであります。
現在わたしの一番好きなスケッチは何かというと
「論理学講義」
だったりします。
ホリグレのサントラに入っているあれです。
わたしは若いときのジョンのでかくてよく通る声と、すみずみまできっちり発音するポッシュなしゃべり方が大好きなので、その声で「ブルシット!」とか「あなたはわたしをもう愛してないのね」なんて叫ばれるともう。映像がないだけ余計に。ああ目汁と鼻汁。詰めさんがこのスケッチのすてきな訳をあげていらっしゃるので、両鼻にティッシュをねじこみつつリンクをひとつ。→ というかこれはスケッチというより単なるジョンのたましいのさけびのような気がしなくもなくてまたそこが。


ところで皆様におかれましてはよいクリスマスをお過ごしになられましたでしょうか。
わたくしのはこんなふうでした。

わたし「一生のお願いだマイケルDVD箱を買ってくれ」
人「いくらよそれ」
「79.99ポンド」
「一生言ってろ」

ハコのデザインが素敵だったので、「ハコだけでもいい。と言うより、中身は持ってるからハコだけでいい」と妥協もしてみたのですが、「何故あんたのために79ポンド出して空バコを買わねばならんのだ」と却下されました。こういう方々を、是非とも暗く狭い部屋に閉じこめ椅子にしばりつけ、クリスマスのこころとは何かをこんこんと言い聞かせつつ「素晴らしき哉、人生!」を約100回強制視聴せしめたいものであります。

ところで来年1月末あたりにわたくしは、三つ指ついて「わたくし実家に帰らせて頂きます」と言い放ち、千葉の実家に帰省します。いや一時帰省です。というかそのつもりではあります今のとこ。えーそれはともかく、なんだかその時期に、「荻窪駅ビルの5階で大騒ぎ」なパイソンオフの計画があり、現在水面下で進んでいるという噂を小耳にはさんでおります。もしそれが実現したら、わたしのことなので、また出現しそして「akkoさんって毎年パイソンオフにいますけど、本当に外国に住んでるんですか?本当は、そのへんに隠れているんじゃないんですか?」とかごツッコミを受け、「そうです」とか答えている可能性が大きいです。なにとぞお手柔らかに。

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20 December 2004

20DEC Something Completely Different - NOT

こないだRadio Times が、ふと遠い目をして、読者にむかい
「なあ、この世で一番面白いスケッチってなんだろうなあ」
という問いを発しました。

その結果はこんなん出たそうです。

1. 死んだオウム
2. 4人のヨークシャー男
3. Lou & Andy by the Pool (Little Britain)
4. Going for an English (Goodness Gracious Me)
5. I Want a Brown Baby (Harry Enfield & Chums)
6. バカ歩き省
7. One Leg Too Few (Not Only But Also)
8. Papa Lazarou  (The League of Gentlemen)
9. Two Soups  (As Seen On TV)
10. スパム
(source: Radio Times 4-10 December)

今ちまたでえらく人気で大騒ぎの「リトル・ブリテン」を押さえ、40年前のスケッチたちがいまだに一番面白いと認識されているこの国のコメディ状況って一体、という気もしなくもないのですが、なにはともあれ大変よいながめであります。で、今、そのながめを愛でているだけではものたりなくなってきました。それでは久しぶりにDVDを引っぱり出し、かの「オウム」を見てまいります。

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......


いや見てきました。ああ面白かった実に面白かった。わたしはオウムひとつで丼メシが3杯食えて、語り始めると一晩平気で続けられる実にはた迷惑な自信があるのですが(そこに酒が入ると路上で暗誦を始める)、まったくそもそも、何故あのペット屋は「ドアの内側に看板がある」のでしょう。そして "I don't have to do this, you know"および"It was a pun!" と聞いて一瞬後ろを振りかえるジョンのウロタエ顔が好きで。あと一語一語をきっちり発音するジョンのしゃべりがスバラシイ。しかし、ジョンが派手に「ハロー、ポリー!ポーーリィィーーー!(がんごんがん)」とかやってる間、さりげなく目線で芝居をしているマイケルもシブイのであって、一体この人はどんな顔して鳥の死骸に釘を打っていたのだろうかとか、スケッチ世界に奥行きを与える味わいをかもしだしているとわたしは思うのです。

面白いもんを前にして『これは何故面白いのか』と考えるなど大ヤボではありますが、しかし何故、これはかのように面白いのでしょうか。「カウンターをはさみ相対する店員と客」とは英スケッチの黄金のパターンであり、古今に星の数ほどありますが、一歩間違えれば「よくあるパターンでしかもわけのわからんモノ」におちいり得るところをこの数分間は力強くふみとどまって、そしてこのスピード感はまったく群を抜いている。それはとても早いので脳内に麻薬物質が浸出し見る者にはもはや「えへへへへへひひひ」と笑うしか手段が残されていないのであって、ヲタ的に枝葉にこだわるのもよいのですが、パイソン好きの醍醐味はかのような直球勝負を味わうときにありと再認識しつつ、今年もまた暮れていくというわけでございます。

それからコメントを下さった茶つぼさん、ノーティカルマイルさん、どうもどうもどうもありがとうございました。茶つぼさんの詳細なBBCジャパン話を見て「わあ」とわたしは叫びました。それからノーティさんには、わたしの人生のヲタ師の御言葉「買おうか買うまいか迷ったら、買え。できるだけ素早く買え」をおささげいたします。まともなレスは大変長くなりそうなのでまた後ほど改めますゆえ、どうぞ今しばらく乞御辛抱。

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09 December 2004

09DEC ダブルアクトのこころ

RADIO TIMESという雑誌があります。たいへん部数の出る雑誌なので、これは常に本屋やスーパーなどの新聞・雑誌棚の目立つ位置にたくさん並べられるわけです。

実は先週、オウムしょったジョンがかの雑誌の表紙をいきなりお飾りになりまして。






このような事態を全然予想していなかったわたくしは、牛乳を買いに行った地元村の雑貨屋で、このRTが大量に並べられている雑誌棚に直面し、「んがんぐ」と小さくさけんで牛乳を取り落としノドをかきむしりました。店番の村の善きおじさんは、棚の前でじたばたしている日本人に「どうした大丈夫か」と訊ねましたが、日本人はそれには答えず振り返りざま、「おおおおおじさん、牛乳と、この雑誌5冊下さい今下さいすぐ下さい」と言いました。そうしたらおじさんは、「5冊?あんた同じ雑誌5冊買うの?いいのほんとに?確かだね間違いじゃないんだね?」と何度も念を押しました。

しかしあれです。おじさんは、こないだマイケル表紙のRTを同じ日本人が5冊買ったときには、「おお、マイケル・ペイリン好きなんだなあんた」とつぶやきつつ楽しそうにレジを打っていたのですが。

その態度の違いについて深くは追求しないことにしたわたくしは、先週一週間というもの、街に出るたびどこに行ってもこのRTが目に入るので、もうたいへん幸せでございました。なのでRTが最新号に入れ替わったときには、これも週刊誌のさだめとは承知しつつもさめざめと悲しまずにはおれませんでした。

ちなみに何故突如ジョンがRT表紙になったかというと。
9日(今日)の午後9時から、BBC4でシークレット・ポリスマンズ・ボール25周年記念番組なるものが放映されるからなのです。
非地上波局の番組がこのようにRTの表紙になるのは非常ーに珍しい。
なにやら当時の未公開映像なんてもんもあるらしいので、わたくしは喜びの舞を舞いつつ、全力を挙げて見る所存です。


ところでこないだ地元のヴァージンメガストアを流していたときのこと。
ふと見やると、遠くのエンド陳列棚に、あの青地に黄色文字のとっても目立つパイソン映画DVDボックスセットと、ベスト・オブ・パイソン、そのほか各種パイソンものが並んでいるのが見えました。

去年同時期にタワレコで似たようなパイソンコーナーを見たことがあったので、おおパイソン大売出しだ英国の年末風景だ、相変わらず定番として需要は高いと見える、それにしても25日の聖なる日、靴下の中にブライアンや人生狂騒曲を発見する人はなんて幸せな人だろうああよきかなよきかな、と慈愛に満ちたまなざしをそそぎつつそのエンド棚に近寄っていくと、





棚のポップ看板には、


「マイケル・ペイリン出演作ベスト10DVD」




そして同名の立派なフルカラー三つ折アート紙のチラシが積まれていました。


棚には、マイケル旅DVDおよび、パイソンものDVDまで全部その名目のもとに。











↑右で切れてるのは、上から8位「80日間」、9位「リッピング・ヤーンズ」、10位「ブライアンコレクターズエディション」です。



この現象に関しいろいろな解釈やコメントが可能でしょうがとりあえずわたくしは、

「ヴァージンの人さあ、これ、ジョンには内緒にしといた方がいいかもよ」

と遠い目をしてつぶやきつつ、

このチラシ束をワシづかみにして逃げたのでございます。

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