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09 December 2004

09DEC ダブルアクトのこころ

RADIO TIMESという雑誌があります。たいへん部数の出る雑誌なので、これは常に本屋やスーパーなどの新聞・雑誌棚の目立つ位置にたくさん並べられるわけです。

実は先週、オウムしょったジョンがかの雑誌の表紙をいきなりお飾りになりまして。






このような事態を全然予想していなかったわたくしは、牛乳を買いに行った地元村の雑貨屋で、このRTが大量に並べられている雑誌棚に直面し、「んがんぐ」と小さくさけんで牛乳を取り落としノドをかきむしりました。店番の村の善きおじさんは、棚の前でじたばたしている日本人に「どうした大丈夫か」と訊ねましたが、日本人はそれには答えず振り返りざま、「おおおおおじさん、牛乳と、この雑誌5冊下さい今下さいすぐ下さい」と言いました。そうしたらおじさんは、「5冊?あんた同じ雑誌5冊買うの?いいのほんとに?確かだね間違いじゃないんだね?」と何度も念を押しました。

しかしあれです。おじさんは、こないだマイケル表紙のRTを同じ日本人が5冊買ったときには、「おお、マイケル・ペイリン好きなんだなあんた」とつぶやきつつ楽しそうにレジを打っていたのですが。

その態度の違いについて深くは追求しないことにしたわたくしは、先週一週間というもの、街に出るたびどこに行ってもこのRTが目に入るので、もうたいへん幸せでございました。なのでRTが最新号に入れ替わったときには、これも週刊誌のさだめとは承知しつつもさめざめと悲しまずにはおれませんでした。

ちなみに何故突如ジョンがRT表紙になったかというと。
9日(今日)の午後9時から、BBC4でシークレット・ポリスマンズ・ボール25周年記念番組なるものが放映されるからなのです。
非地上波局の番組がこのようにRTの表紙になるのは非常ーに珍しい。
なにやら当時の未公開映像なんてもんもあるらしいので、わたくしは喜びの舞を舞いつつ、全力を挙げて見る所存です。


ところでこないだ地元のヴァージンメガストアを流していたときのこと。
ふと見やると、遠くのエンド陳列棚に、あの青地に黄色文字のとっても目立つパイソン映画DVDボックスセットと、ベスト・オブ・パイソン、そのほか各種パイソンものが並んでいるのが見えました。

去年同時期にタワレコで似たようなパイソンコーナーを見たことがあったので、おおパイソン大売出しだ英国の年末風景だ、相変わらず定番として需要は高いと見える、それにしても25日の聖なる日、靴下の中にブライアンや人生狂騒曲を発見する人はなんて幸せな人だろうああよきかなよきかな、と慈愛に満ちたまなざしをそそぎつつそのエンド棚に近寄っていくと、





棚のポップ看板には、


「マイケル・ペイリン出演作ベスト10DVD」




そして同名の立派なフルカラー三つ折アート紙のチラシが積まれていました。


棚には、マイケル旅DVDおよび、パイソンものDVDまで全部その名目のもとに。











↑右で切れてるのは、上から8位「80日間」、9位「リッピング・ヤーンズ」、10位「ブライアンコレクターズエディション」です。



この現象に関しいろいろな解釈やコメントが可能でしょうがとりあえずわたくしは、

「ヴァージンの人さあ、これ、ジョンには内緒にしといた方がいいかもよ」

と遠い目をしてつぶやきつつ、

このチラシ束をワシづかみにして逃げたのでございます。

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Comments

さきほど、お初にもかかわらずご迷惑な長文を「みなさまのBBC」にぶら下げてきたばかりなのに、さらに同日の再投稿という暴挙になってしまいましたが、「本日のパイソンズ体験@BBCジャパン」と、この「ダブルアクトのこころ」とが、なんとも言えない繋がり方をしていたものですから………ということで、お許し下さい。。

平日のBBCジャパンでは、字幕の(まだ)出ないクイズ番組「ザ・ウィーケストリンク」を毎日やってるので、リスニング教材のつもりで何度か見ております。
とは言っても英語は日常会話がせいぜいの私、正に、ただ「見ている」に等しいことも多々ではあるのですが、出題が日頃親しんでいるジャンルでさえあれば、「日本で一番高い山は? → キリマンジャロ? → 富士山です」などのように、ちゃんと「番組を楽しむ」こともできたりもするわけで。

で、先日は、「映画ライフ・オブ・ブライアンを作ったTVのコメディー・グループは?」という(内容だと思われた)問いに中年とおぼしき男性が正解したのを楽しみ、今日は今日で、クイズの実力ではなく運(というよりもしかしたら顔かも)で最後まで居残っていた若い男性が「モンティ・パイソンで‘ナッジ・ナッジ’をやったのは?」という(内容だと思われた)問いに、少々考えた後で「……マイケル・ペイリン…」と答えた時の、軽い目眩を楽しんだわけですが。
その時すかさず脳裏に浮かんだのが、こちらで拝読した「ああ、ネイションズ・フェイバリット・トロッター。」でありまして。ああ、つまりこういうことなのね、という一人勝手な訳知り気分がまだ熱いうちに、またまた追い打ち的に、かの旅人の威力を知らされたという次第なのでした。

ちょうど夕べの「ディブリィのおかしな牧師 #2」で、一番おとなしい設定の人が、嬉しそうに、でもあまり上手ではない‘ナッジ・ナッジ’で父親を冷やかす、という場面を見て、「ああエリックの名作が今(と言ってもドラマの制作年は知りませんが)でもきっちり生きてるところを目撃したぞ~」とかなんとかな感慨に、喜んで耽っていたところだというのに……。

まあ、でも、それはそれ(笑)。
トラベラーでもウォーカーでもトリッパーでもエグザイラーでもなく、トロッターなあたりがなんともいいな~なマイケルの「だらだら続くのよね(byジョンだっけテリJだっけ)」旅番組の、今回の日本放映祭りの最終夜(ヘミングウェイ#4)を、これから楽しむことといたします(^^)。

Posted by: 茶つぼ | 10 December 2004 at 14:15

★茶つぼさま
わたくしは、本でもネットでも目の前が黒ければ黒いほどよしとするものであるゆえ、長文は大歓迎です。行間をあけるすべを知らなかった頃の初期の当日記なんざ真っ黒けで、一体いかにして奇特な皆様がお読みになっていたのか今となってはまったく見当もつかないのです。

さて、ウィーケストリンク。わたくし、「……マイケル・ペイリン…」のくだりを見ていたような気がします。必ずしも当該の回ではないのかもしれませんが、「あ、こんなもんまでマイケルって認識されている」と思ったことが確かにありました。歴史とは現在の視点とモノサシによりつむがれていくのであり、メディアの利用によって大衆を誘導し事実と異なることをも事実として普及させることも可能と思われます。ってそんな大げさなもんじゃないですか。それにしてもこのままではしまいに「マイケル・ペイリン出演作」にフォルティ・タワーズが取りこまれる日も遠くはないと思われます。そのときジョンがどうするかちょっと楽しみです。

BBCのコメディをじろじろ見ていると、今でもしぶとく生きているパイソンの直接間接な影響がぽろぽろまろび出てきます。最近では「ファスト・ショウ」の「スーツ・ユー・サー!」に、「おお、ナッジナッジだあ!」とやられました。というかこのファスト・ショウってば全体的になんとなくパイソンくさくて、わたくしは毎週楽しみに見ながら、作者のポール・ホワイトハウスさんはよい人に違いないと思っていました。

Posted by: akko | 27 December 2004 at 17:54

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