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26 November 2004

26NOV みなさまのBBC

やまさんの掲示板にて「12月1日からBBCジャパンという面白いことが始まるよ」と小耳にはさみました。そしたら昨日BBCの人が「わたしたちってば日本でも放映されちゃうんですわようふふ」とちょっと得意そうに、「ブラックアダー」「ウィーケストリンク」、家改造番組や庭改造番組やアンティーク鑑定番組(タイトル失念。でもこの手の番組はたくさんあるしどれをやってもたいして変わりません)などが放送される予定だとしゃべっていました。

その番組群を目にしたとき思わず「うーんなんて無難な選択なんだ」と唸りました。みなたいへんお行儀がよく、どこに出しても恥ずかしくない、受験生だったら推薦枠で高校に合格しそうな番組たちです。

しかし、
BBCとは実は、もっとやばい、夜の校舎窓ガラスを壊してまわるようなことをたくさんやっているのであります。たとえば、リトル・ブリテン、リーグ・オブ・ジェントルメン、デッド・リンガーズ、ファスト・ショウ、グッドネス・グレイシャス・ミー、ハリー・エンフィールド&チャムズなど、最近のスケッチもんだけでもやばくてしかも面白いもんがたくさんあります。50・60年代の、英ポップ文化の牽引力として存在していたパワーはもうないとはいえ、やっぱりBBCはいまだに新しいことを見つけ続けている。それをどかんと始める力もある。そのどかんが大ハズレ、すごい勢いで失速墜落大破、という場合もなきにしもあらずですが、当てたときはその底力が違う。TVライセンスという受信料をむしられている側としては、優等生番組より、ハイリスク・ハイリターン的に新しくて面白いことをやってくれる暴れん坊BBC様の方が好みです。もっとも失敗されると、キース・ムーンと化してTVを窓から放り出したくなるのも事実ですがそれでも。

いずれにせよ、

祝!

フォルティ・タワーズ@日本電波@BBCジャパン!!


えーと、今までの伝からいくとフォルティ氏もつまり推薦枠のような番組だということになりますが、そのへんは深く考えず、つまり古典なのであるということでよしとします。

ああそれにしても、これからフォルティ・タワーズを見る日本の皆様は、なんという幸せな皆様なのでしょう。BBCジャパンを受信するにはスカパーに加入する必要があるようですが、視聴料は月735円。本家のTVライセンスは約10ポンド/月。思わずわたしは、日本に帰ってスカパーに入ろうかと思いました。

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24 November 2004

24NOV 仮想ジョン家探訪

おととい初雪がふりました。寒い暗いごはんがまずいの三重苦を負うこの国においても、これはかなり早い方です。もう毎日冷凍庫のように寒いので、11月にしてすでに寒いのに飽きちゃいました。冬の先は長いまだまだ寒い寝たら死ぬぞ生きろ!と、Touching The Void のジョー・シンプソンの気分で自分をびしばしはりとばしています。

さて、19日の米西海岸早朝ジョン自宅チャットになにげなくまぎれてきました。アメリカではまだ朝っぱらだというのに、どこからともなくウンカのように現れたジョンファン・ジョン専・ジョンヲタたちでチャット部屋は大混雑、みな一斉にがやがやと声高にしゃべるのでスクリプトがすごい勢いで回転していました。

その若者たちの中(少なくとも皆ジョンよりは若いだろう)、かつて「ファックスが限界」だとささやかれていた翁ってば、いかんせんタイプがきわだって遅い。だから何かが問われた後、ジョンがその答えを打って画面に上げるまでにかなりの時間差があり、一体これは何に対する答えなのかわからなくなったことが若干。それでも急いで打ってはいるらしく、スペリングミスが多々。ジョンがタイプミスを連発するという事実に居並ぶファンは感動、「これを記念して今日11月19日を『国際遅タイプ人デイ』にしよう」という声が上がっていました。

一問一答の応答はジョンサイトにあがるそうなので、詳しくはそちらを参照されるのがよろしいかと存じます。個人的には、「マイケル家の猫の名前を知っているか」という問いに対する、「何匹かいるようだがあいにく覚えていない。しかしやつだってこっちの元妻の名前を覚えてないし」という答えがツボでした。(正解はAlbertとEdithとElsieだそうです。あ、マイケルの猫の名前が、です。) あと、ジョンがある答えの中で「チャンネル5の番組はfxxxingだ」と形容詞としてFワードを使ったら、問いを発した人は「うわあジョンがオレにフxxxと言ったあああ」と解釈、その後しばらくうわごとのようにこの一行をくり返していました。そのたびに「それは違うよ」というツッコミが入っていましたが、ジョンからFのつくみ言葉を賜るとはすべてのジョン専の第七天国、そうだと思いこみたくなる気持ちはよーくわかるのです。

お話は変わりまして。
11月16日、ライブエイドDVDのことでちょっと叫んだりしましたが。
最近は季節だし、また新しくカバーが出たりしたので、バンドエイド関連をよく見聞きします。
で、
ふと「そういえば、80年代後半からシークレット・ポリスマンズに音楽の人たちが出るようになったけど、あれはやはりバンドエイド・ライブエイド・ウィアーザワールド系方面の影響があったからだろうなあ」と思いました。だから、あのへんの音楽の人がコメディにどんなふうにかかわっていたのか知りたくなり、ごそごそ調べてみました。
そしたら、
1986年のBBCコミック・リリーフで、ボブ・ゲルドフとミッジ・ユーアのバンドエイド仕掛人ペアとそしてスティーブン・フライが、ジョングレのスケッチ Merchant Banker をやったよ、という記録を発見。ひゃあ、これ、ものすごく見たい。誰がどれをやったんだろうか。常識の範囲内だと、スティーブンが銀行家でミッジまたはボブが寄付を頼みに来て落とされる、のでしょうが、個人的に、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったボブ・ゲルドフ氏が、「わたしはとってもとってもとってもとってもとってもお金持ち」と言い放っているのを「今」見たい、という気が非常にします。

それにしても、英ポップ音楽界とコメディ界を同時に見張っていると、かのように変なとこで不意につながりが見つかるので大変愉快です。以来、あの人にこれをやらせたら面白かろうと色々考えているのですが(イアン・カーティスにプラリーン氏とか)、その話題は始めたらとても長く曲がりくねってはてしなく逸脱していきそうなのです。

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17 November 2004

17NOV 円卓に集いて歌え

みなさま、スパマロット@ブロードウェイのチケットは、telecharge.com で11月28日から発売です。アメックスのゴールドカードをお持ちの方には、すでに優先先行発売が開始されています。初演は来年2月14日、今のとこ楽日は9月4日の予定のようです。→ 

えー、ご興味がおありの方もいらっしゃるかと、ご参考までにお書き申し上げました。書いただけです。わたしは書いてみただけなんで。
それではさようならご機嫌よう。
え?わたくしは買いません。買わないですそんなもん。いくらわたしといえど。そこまでしようとは。だから買った上にニューヨークくんだりまで行こうとしてるわけなんてないですあは。は。あははははははは。かの国は戦時中なのに不謹慎な。あんなタバコの吸えないところへ。もうお話にも何にも。ご冗談を。そのつもりはありませんし今後気が変わる予定もないです。まったくありません。皆無です。びた一文ございません。だから、アメリカ入国に備え、エディンバラの日本領事館発行ゆえ機械読取不可だったパスポートを、こないだロンドンの大使館に持ってって80ポンド払って機械読取可のものに替えてもらった覚えなどわたくしには全然ございません。ないったらないっ。

閑話休題。えー、スパマロットは半年以上公演予定のようですが、しかし生き馬の目を抜くブロードウェイ、生かすも殺すもレビューと客の入り次第。こないだロンドンウエストエンドでは、客が入らずレビューもこてんぱんで、わずか1日で終了した芝居がありました。(これまでの最短記録の3日を劇的に更新したそうです。)だからとりあえずパイソニアン&パイソニエンヌの皆様におかれましては、人助けとわりきってとりあえずチケットを買う。それから今後の挙動をどうするか考える。というのがよろしいかと。いやわたしは買わないので考えないしパスポートだって替えてもらってなんかない。ないったらないのっ。

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16 November 2004

16NOV ヒマラヤ一万尺

何故ライブエイドDVDの「レット・イット・ビー」には音が入っているのだ!
間があいた上に一行目からわけのわからぬ非パイソねたをお許し下さい。
しかしわたくしはあのウェンブリーをゆるがした大ブーイング聞きたさに30ポンド払ったようなものなのです。サー・ポールのさしがねか。あの歴史的事件を「なかったこと」にしてしまおうというのか。現実がテリG映画を模倣しているのか。風よ雲よ偉い人よ心あらばどうか教えてください。

さて何事もなかったかのように。
間のあいだに夏時間も終わり、短い秋も即終了、木々は素早く紅葉して落葉、田舎の空気はもう完全に冬になりました。夏時間は、明るい6月に始まると「とてもすばらしいシステムだ」と感動するのですが、10月に終わって日が一気に短くなった(ような気がする)たびに「ちくしょうなんて非人間的な制度だ」と思います。これから半年間、6時間の日照時間のもと、人々が気絶したフリをしながら黙々と働く季節です。人間に冬眠の習慣がないのがまったく残念です。

マイケルのヒマラヤは今回は全6回続きました。クリスマスに向け関連商品も売れているようです。サハラのときにデイリー・メイル紙が命名した「British Nation's Favourite Global Trotter」の、面目躍如たるものがあるでしょう。

しかし。
最終回で、ブータンに達し、雄大な自然にかこまれマイケルはかのランバージャック・ソングを歌おうとするのですが、
歌詞を思い出せず途中で絶句していました。
なんだか泣けてしまいました。
「オウム」のセリフを忘れたときは、とっさに観客に訊くとか外の通行人にたずねるとか方法があったでしょうが、さすがにブータンではそれは難しかったのかもしれません。

ところである日、パイソンなんかは全然知らないある若いお友達が、BBCでヒマラヤを見て、わたしのとこにやって来て言いました。

「ねえねえあんたあのヒマラヤに登ってる人のファンだよね」
「そうだけど」
「あの人っていい人だねえ」
「どしてまた」
「いや実はあのへんをバックパック旅行したことがあるんだけど。ヒマラヤ周辺のトレッキングに参加したんだよね。そしたらまず疲労でヨレヨレになって、それから空気が薄いんで思考能力が低下して、先にほいほい行くシェルパの人が話す変なナマリの英語が理解できなくなって、というか自分より先に行かれているというだけでもう異様にムカついて、ちくしょう、なんでこんな苦しい目に合わなきゃならないんだ自分、英語しゃべれよてめえら、後でまとめて全員コロス、とかなんだかとても凶暴な気分になったんだよね。でもあのマイケルって人は、高山病でも疲れていてもにこやかでさあ、現地の人の英語も『ふうん、それはこういう意味かい?』とか丁寧に訊き返してあげてたじゃない。あれ、芯からいい人でないとできないよ、絶対に」

ああ、ネイションズ・フェイバリット・トロッター。

さて、
キツネザルさんチーム@ジョン家の地下室からのメールによると、19日(金)にジョンとのチャットが行なわれるそうです。以前某MSNで行なわれたジョンチャットのとき、「MSN内で道に迷って部屋にたどり着けなかった」というなさけない前科を負うわたくしは、小さく「イエイ」とさけびました。

しかし。ジョンは自分のうち@カリフォルニアで参加するそうですが、その時間が、19日の朝10時半だという。通常、チャットイベントというのは本人時間が夜に行なわれることが多いのでは。と思いましたが。さすが年寄りだ朝が早い。

チャットの詳細はまたキツネザルさんから追って知らせが来るそうですが、とりあえず、

西海岸時19日金曜日午前10時30分
すなわち、
日本時間20日土曜日午前3時30分
で、
グリニッジ時19日午後6時30分。

アメリカと日本とはやはり遠いことを実感しつつ、なにとぞ万事お繰り合わせの上、それでは仮想のジョン家にてひとつ。

追伸
キツネザルさんチームからのたよりは、最近ますますニュースレターというより近況報告メールの気配が濃くなってまいりました。下は、先日送られてきた、ジョン家の愛猫Paveちゃんの写真です。芸能人が自分ちの猫の写真を送ってはいけないと思うのですが、とりあえずかわいいからいいや。


追々伸
それからジョンサイト、ようやく動きました。お騒がせしました。でも重いので、慎重に人払いをした上でこっそり仕事場で見ています。

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