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24 October 2004

24OCT Touching The Void

先週日曜日の「ヒマラヤ」@BBC第3回目で、ベースキャンプをめざして進んでいたマイケルは、山のような荷物を抱え斜面をかけあがる地元民シェルパたちを遠くに眺めつつ、しかしイギリス人にはいささか薄すぎる空気にやられ、もうトレードマークのカバンもかついでいられず、登山杖がわりのストックだけにすがりつきながら、「い、今、なんだかひどく気分が悪いんだけどこ、これは疲れなのかそれとも高度のせいなのかよくわからなげほがほがほごほ」と咳こんだりしてしているので、わたしは見ていて胸がいっぱいになりました。その様子は多くの婦女子の胸をもいっぱいにしたらしく、翌日五月雨式に「昨日BBC見たけど今はマイケル・ペイリンは大丈夫なのか」と訊ねられました。何故ひとびとがわたしにマイケル・ペイリンの近況を訊こうと思うのかよくわかりませんが(本当に何故だろう)、「こないだは元気そうだったよ目がまだちょっとだめみたいだけど」と即答できてしまうのも事実です。それはともかく、今晩の第4回目までにはマイケル元気になっているでしょうか。それともまた、婦女子たちが涙を絞り、ヒマラヤの尾根に雨の如くにふりそそぎ、川となって山を下り谷を走り、野を横切り畑をうるおし、呼びかけるのでしょうかわたしに(ホイ)。

さてピーター・セラーズ伝記映画 "The Life and Death of Peter Sellers" を見てまいりました。製作中から遺族の方々が公開に反対してもめていましたが、結局かえって話題になり余分な注目を集める、というわりとよくあるパターンを踏んだ感があります。見てみたら、確かにこれは遺族の方々が反対したくなるだろうなと思える私生活話満載でした。しかしあいにくわたしは赤の他人であるうえ私生活ゴシップ話は嫌いではない方なので、どんどん楽しく見てしまいました。そういう内容ゆえ評は割れているようですが、とりあえずセラーズ役のジェフリー・ラッシュが物凄くうまい。それにしてもストレンジラブ博士を演じているセラーズを演じているラッシュは異様に楽しそうで、この人はいい人に違いないという気がしました。

それから、冒頭にグーン・ショウの録音風景が再現されていて思わず「おお」。この映画にはBBCが製作に関わっているし、再現風景のディテールは正確だと期待したい。となると、グーン・ショウとは、観客とバンドをスタジオに入れ、台本片手に3人マイクの前に立ち、効果音はいろんなモノを叩いたり振ったりしてその場で鳴らしつつ、一発勝負のライブ録音。かっこいいなあ。あの時代のBBCラジオコメディにだけそなわる特別なドライブ感は、こうして生まれていたのだと思いました。

ところでどうしても雑念の入りがちなわたくしは、グーン・ショウ後に話が映画界方面のことになるにつれなんだか気もそぞろになり、「あのうピーセラ先生、そのへんでマジック・クリスチャンなんてもんを撮影したりはしませんでしたか」と小さくつぶやいてみたりしました。言及することなく時代は順調に下っていくばかりで、でもピーセラさんがお亡くなりになる最後まで望みを捨てずに待ってはみたのですが。ち、ピーター・セラーズを前にしたら全然しゃべれなくなり、NGを連発した挙句セラーズ氏に『あの使えないバカをおろせ』と言われてしまうジョン・クリーズ青年を見るのを楽しみにしていたのにちくそう。 (だからクリスティーズのあの場面は、後でジョン単体で撮りなおし、それをつないだものなんだそうで。)

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Comments

お忙しいのにマイケル情報をUPして頂きありがとうございます。akkoさんには感謝感謝です。
昨日マイケルサイトからメールが届きまして、早速ヒマラヤ画像を拝見致しました。わーい♪
(ビデオも観賞出来る事を知り、動くマイケルも堪能致しました。)
ところでヒマラヤ番組は何回シリーズなのでしょうか?
まともにマイケルの旅番組を観た事が1度もない(先程サイトのビデオ機能でちょこちょこ観ただけ)私です。ぐすん。
ああ、マイケルの目が早く良くなりますように。

ところで、先月末にこちら日本では「東京国際映画祭」が開催されました。そこでピーター・セラーズの伝記映画も上映されたようです。(ちなみに邦題は「キング・オブ・コメディ!」だとか)私もこちらでロードショーされたら観ます。
同じくその映画祭ではケビン・クラインが映画「De-Lovery」を引っさげて来日致しました。(以外にも初来日だったそうで)
ああ、観に行きたかったな。

Posted by: ひとちゃん | 06 November 2004 at 14:35

ああ、大変申し訳ございません。
ピーター・セラーズの伝記映画の邦題は、正しくは「ライフ・イズ・コメディ!」だそうです。
すみません、私の見間違いでした。訂正してお詫び申し上げます。あの日は体調が万全ではなかったのでどうかしてましたね。(汗)それでは・・・。

Posted by: ひとちゃん | 09 November 2004 at 14:54

★ ひとちゃん
The Life And Death Of Peter Sellers というタイトルを知ったときから、邦題はどうなるかというのがややアレだったのですが。うーむライフ・イズ・コメディ。ちと違うんだけどなー映画ではセラーズさんのライフは全然コメディではなかったってことを全力で言ってるんだけどなあー。と思いましたが。えーとりあえず、スティーブ・マーティン@ピンク・パンサーのリメイクもできたことだし、セラーズさん関係がまた普及することを心からお祈りする次第であります。

Posted by: akko | 13 November 2004 at 23:10

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