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03 August 2004

03AUG ゆくボンドくるボンド

ピアース・ブロスナンがオレはもうおりる、と公式と非公式の中間くらいのところでうっかり言ってしまったので、007の中の人たちは今たいへんなことになっているという話です。正式な人たちは即座に全員沈黙の行に突入、真か偽かは今のとこよくわかりません。その間に裏の方で、ピアース口うっかり軽すぎってんで職員室に呼び出されブロッコリ先生におこられたりしていなければいいのですが。

それにしても、英人と話をするときには政治と宗教と、次ボンドと歴代最高ボンドの話題を出してはいけないと最近気がつきました。十人百二十七色。そこに酒など入っていると「なんだと。てめオレのダルトンに文句あっか。きいー」とか引っかきあいが始まります。

次ボンド127色中の主なメンツは、だいたいこの頁の下の方に載ってる人々ぽいです。


ちょっと転載してみると。

クライブ・オーウェン
ヒュー・ジャックマン
コリン・ファレル
オーランド・ブルーム
ジュード・ロウ
クリスチャン・ベール
ジェラルド・バトラー
ユアン・マクレガー
グレッグ・ワイズ
ジェレミー・ノーサム
ラッセル・クロウ
ロビー・ウィリアムズ(笑)


最近よそから007方面に流れてきて色男にはまった軟弱な婦女子としては、ピアース以外のボンドはどうも想像しにくい。ならもう誰だっていい。生きる気力が萎えていく人生はむなしいもう目の前は茫々たる砂漠だ。とやや必要以上に投げやりになっています。でもそれにしても、何故バットマンに行ってしまったんだクリスチャン・ベール。今からでも遅くはない改心し投降せよ国の両親は泣いておるぞ、とはちょっと思います。あとエリック・バナなんて名前もささやかれてるとか、ルパート・エヴェレットがボンド役に興味があるか訊かれて「ぼくがボンドになったらファンが暴動を起こすから、それはやめといた方がいいと思う」と言ったなんてことを小耳にはさんでいます。

いずれにせよ、
わたしが次ボンドの役者さんのことを考えるとき、その議論の拠りどころとしたいのは、その人が (a) この先数年間ボンドとして持ちこたえる役者としての技量や器量があるか、あるいは (b) 英国における新しい文化的イコンとして人々を納得させ成立することができるか、とかややこしいことではまったくなく


「Qの隣に立って似合うか」


というきわめて明快な一点にかぎるのであります。けれどもそんなたくらみがばれたら真のボンドファンの皆様に体育館の裏に呼び出されてボコボコにされるので、うっかりこんなところに書いたりしては絶対にいけないのです。

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Comments

楽しく拝見しています。

JB(ゲロッパ!と叫ぶほうではない)のエラいトコは、キャスティングを変えてでも、とにかくそのシリーズを継続維持している点です。むろんそこには
「まあ、公開すりゃ、そこそこ、興行収入が見込める」
とのプロモータの商売ベースの裏打あってのオハナシですが、とにかく、そこがエラい。

別にそれを続けなければ「必死で難病と闘っている少年との約束が果たせない」とか「永年の功績にわたり王室勲章の2つや3つをもくろんで」という気配もない。毎年あんまり実用的とは思えない秘密兵器を、大のオヤジどもが雁首つき合わせてアイデアをひねり出す。見栄えはいいがあんまり頭のよくなさそうなオネエさんをキャスティングしては「ボンドガール」などと接着剤みたいな冠をつけ売り出す。主役俳優が変わるたび、英国芸能知識を総動員しキャスティング談義に華が咲く。
じつに、よろしい。
映画産業続く限り継承していただきたい英国文化だと思う、東洋の1オヤジサルでございます。

翻って、誰がスパイダーマン4の主役をやろうと、さほどハリウッド以外で騒がれるとは想像しがたい。西田敏行のあとで誰が釣竿ぶん投げようが、おそらく日本映画でさほど意見轟々とはならんであろうし、またそんなに続くシリーズとも思えやしない。
それらと比べても、ボンドシリーズを支える英国映画層のよさがわかろうというものです。

Posted by: Donald Mac | 15 August 2004 at 14:31

どなさんこんにちは。こちらでは初めましてようこそ。
確かにボンド役者をめぐっていちいちおこる喧々諤々さわぎを見ていると、2時間の映画だけではなく、この何の徳にもならない論争までも含めてこそが、ボンド文化なのだと思いました。

わたしはかねてから「ジェームズ・ボンドとは英国の寅さんである」という説をあたためていたのですが、それは少し違うかもしれないとどなさんのレスを見て思いました。寅さんは結局役者を変えずに静かに終わっていった結果、不毛な論争も起こらなかったかわり、寅さんを見る世代はわりと限られることになったと思います。しかしボンドさんは、論争だらけでしょーもない難癖もたくさん発生しますが、それでも老若善男(善女あんまりなし)にまんべんなく普及していて、それは今後の世代にもしばらく伝染しつづけていきそうな勢いです。

わたしは軟弱な婦女子なので、接着剤ガールにはあんまり興味はなかったりします。クリスマス・ジョーンズ博士が出てきたときには困りました。あんなアタマの悪そうな科学者はいくらなんでもまずいのではないかと思いましたが、しかし英殿方がそういう科学的論理思考なんか放り出してクリスマスちゃんにハアハア言っているのを見ると、ああこれが接着剤の接着剤たるゆえんなのだとボンド文化のフトコロの深さを感じます。いやただ単に「かわいいからいーや出しちゃえ」と映画屋さんの何も考えていない判断の結果だったとしても。

それにしてもボンド役者と接着剤役者の選択もともかく、映画屋さんにはもうひとふんばりして「面白いボンド映画」を作っていただきたいものです。今の世の中国際ひみつスパイさんという職業は景気があまりよくなさそうですが、ジョンQの契約があと2作あることをわたしはここで執念深く指摘したい。Q役者に関してはあんまり論争は起こらないような気がしますが、それでもわたしはこの後方でひっそりと、Qに関するボンド裏文化を、横井元伍長のような気分で死守する覚悟でございます。

Posted by: akko | 16 August 2004 at 23:26

akkoさん、ご無沙汰しております。

ところで次期ボンドがダグレイ・スコットに決定したと小耳に挟んだのですが、私の中では「ん?名前は聞いた事あるような・・・?」といった俳優さんです。(「ミッションインポッシブル2」に出ていた悪役と言われても、私一作目しか観ていないし)
akkoさんが記載なさった面子を拝見しますと、「ヒュー・ジャックマン」と「ラッセル・クロウ」が、なぜ候補に挙がっていたのかが疑問です。(ボンドはイギリス系じゃなくてもいいのですか?)

私も「ロビー・ウィリアムズ」には笑いです。
そうそう!いつかどなたかにお聞きしたかったのですが、なぜにロビー・ウィリアムズはイギリスであんなに人気があるのですか?「Take that」時代もそんなに人気があったのか憶えていませんが。(ま、途中で脱退していますが)
他のメンバーはその後どうしているやら・・・。

Posted by: ひとちゃん | 02 October 2004 at 19:51

★ ひとちゃん
ピアースがうっかり「オレはおりる」ともらして以来ボンド関係は迷走をはじめたようで、ボンド役が未定であることに加え、当初2005年冬の予定だった次作が2006年春まで延期されたそうですね。ダグレイ・スコットも有力ではあるけれどまだ「候補」のようです。ボンド役の国籍に関しては、そもそもショーン・コネリーはスコッツで、ジョージ・レーゼンビーはオージーで、ピアースはアイリッシュで、もうかなり「そんなことはもうどうでもいい」モードに入っている可能性が高いと思われます。わたし的には、英人だししかも最近いい感じにおじさんになってきたのでジュード・ロウに10万点。

あと、ロビー・ウィリアムズ。数年前に某野外ロックフェスに行ったらその日のラインアップの真ん中くらいに出てきました。そして数万単位の観客を手玉に取りもうむちゃくちゃに盛り上げてました。いやもう揺さぶられたのなんの。若いくせに、ベテランの域に達した一流のエンタテイナーです。ネブワースに集まった十数万人も、おそらくそういう気持ちいいひとときを過ごしたのではないかと思います。

しかしだからと言ってロビーがボンドをやっていいかというとそれはまったく別の問題なんであって。

Posted by: akko | 11 October 2004 at 21:31

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